ソニーのオーディオシステムに設定不要で組み込めるサブウーファー「SA-SW3」「SA-SW5」で重低音を楽しんでみた
4体のスピーカーで「360 Spatial Sound Mapping」による立体音響を体験できるホームシアターシステム「HT-A9」が、2021年8月7日にソニーから登場しました。このHT-A9で構築したシステムに一切設定の必要なく追加できるワイヤレスサブウーファー「SA-SW3」「SA-SW5」も同日に登場しています。HT-A9については外観チェックや立体音響再生環境構築レビューを実施したので、今回はSA-SW3やSA-SW5をHT-A9システムに組み込む方法をチェックしてみました。
SA-SW3 | サウンドバー/ホームシアターシステム | ソニー
https://www.sony.jp/home-theater/products/SA-SW3/
SA-SW5 | サウンドバー/ホームシアターシステム | ソニー
https://www.sony.jp/home-theater/products/SA-SW5/
HT-A9にで簡単操作で立体音響再生環境を構築する方法は、以下の記事で詳しくレビュー済み。今回は、SA-SW3やSA-SW5をホームシアターシステムに組み込んで、重低音再生を楽しんでみます。
スピーカーの配置が自由自在なソニーの立体音響ホームシアターシステム「HT-A9」でDolby Atmosを再生してみた - GIGAZINE
・目次
◆SA-SW3の外観チェック
◆SA-SW5の外観チェック
◆SA-SW3とSA-SW5をHT-A9システムに組み込んでみた
◆まとめ
◆SA-SW3の外観チェック
SA-SW3は、外箱に直接伝票が貼られた状態で輸送されてきました。外箱に入った状態のSA-SW3の重さは約10.9kgです。
フタを開けると、マニュアル類や電源コードが現れました。
箱の底にはSA-SW3本体が入っています。
箱の中身はSA-SW3本体と電源コード、マニュアル類だけでした。
SA-SW3の寸法は幅201mm×高さ382.5mm×奥行き402mmで、重さは約9kg。ユニットサイズは160mmです。
正面から見て右側の面にはソニーのロゴが記されています。
反対側の面にもソニーのロゴ。
上面にはワイヤレス接続のサブウーファーであることをアピールするシールが貼られています。
背面には電源ボタン・LINKボタン・AC入力端子が搭載されています。
底面にはゴムパッドが4つ装着されていました。
◆SA-SW5の外観チェック
SA-SW5もSA-SW3と同じく外箱に伝票が貼られた状態で輸送されてきました。外箱を含めたSA-SW5の重さは約16.85kgで、1人で運ぶのは少し大変でした。
フタを開けるとマニュアル類が現れました。
箱の底にはSA-SW5本体が入っています。
箱の中身は、SA-SW5本体・マニュアル類・電源コードのみ。
SA-SW5の寸法は幅277mm×高さ409mm×奥行き422mmで、重さは約13kg。ユニットサイズは180mmです。
正面から見て右側の面にはソニーのロゴが配置され……
反対側の面にもソニーのロゴが配置されています。また、本体の下部には大きなスリットが空いています。
天面にはワイヤレスサブウーファーであることをアピールするシールが貼られています。
背面には電源ボタン・LINKボタン・AC入力端子が搭載されています。
底面には大きなゴムパッドが4つ装着されていました。
◆SA-SW3とSA-SW5をHT-A9システムに組み込んでみた
まずは、SA-SW3をHT-A9システムに組み込んでみます。組み込むと言っても、必要な操作はたった1つで、構築済みのHT-A9システムの近くでSA-SW3を電源に接続するだけです。
電源に接続して数秒待つとSA-SW3の前面の小さなライトが緑色に点灯します。
後は、HT-A9で普段の通りに音楽やムービーを再生すれば、SA-SW3による重低音を楽しめます。SA-SW3をシステムに組み込むことで、HT-A9の臨場感あふれる立体音響に大迫力の重低音が加わり、まるで映画館にいるような気分を味わえます。
ただ、さすがに複数のサブウーファーを切り替えるような使い方は想定していないようで、SA-SW3の電源を切った後にSA-SW5の電源を入れてみたところ、SA-SW5のライトが赤く点灯して接続することができませんでした。
この場合は、手動で接続しなせばOK。まずHT-A9の設定から「詳細設定」→「スピーカー設定」→「ワイヤレススピーカー設定」→「手動リンク開始」の順で選択し……
次にSA-SW5の背面にあるLINKボタンを押します。
さらに、HT-A9の4体のスピーカーの底面にあるLINKボタンをを押して……
「開始」を選択して、しばらく待ちます。
全てのスピーカーについて「接続済み」と表示されれば接続完了。
この状態でSA-SW5を確認すると、ライトが緑色に点灯していました。
後は、普段通りに音楽やムービーを再生すればSA-SW5の重低音を楽しめます。SA-SW5はSA-SW3と比べてより低音がしっかりと鳴る印象で、同じ音量で再生してもSA-SW3よりも体や部屋の壁に低音がずっしりと響くのが感じられました。
最後に、「サブウーファーを2体接続したらどうなるのか?」と考えて試しにSA-SW3とSA-SW5の同時接続を試みましたが、どちらか片方しか認識されず、2体同時接続は不可能でした。
◆まとめ
SA-SW3とSA-SW5を実際に使ってみたところ、1体だけを接続する場合は電源を入れるだけというシンプルを極めた方法で接続可能なサブウーファーでした。また、HT-A9システムに組み込むと立体音響の臨場感を壊すことなく迫力を増強できるため、ワンランク上の音響体験を味わうことができました。
SA-SW3とSA-SW5は2021年8月7日から家電量販店やオンラインストアに登場しており、記事作成時点ではAmazon.co.jpでSA-SW3を税込4万円、SA-SW5を税込7万5000円で入手できます。
Amazon.co.jp: ソニー サブウーファー SA-SW3 最大出力200W : 家電&カメラ
Amazon.co.jp: ソニー サブウーファー SA-SW5 最大出力300W : 家電&カメラ
なお、SA-SW3とSA-SW5はHT-A9だけでなくサウンドバー「HT-A7000」にも対応しているため、用途に合わせてシステムを選択できます。
・関連記事
ソニーの手軽に立体音響を楽しめるホームシアターシステム「HT-A9」フォトレビュー - GIGAZINE
スピーカーの配置が自由自在なソニーの立体音響ホームシアターシステム「HT-A9」でDolby Atmosを再生してみた - GIGAZINE
ソニーの4K有機ELテレビ「BRAVIA XRJ-55A80J」レビュー、PlayStation 5の性能が認知特性プロセッサ「XR」による高画質・高音質で存分に引き出される - GIGAZINE
1万円なのにAppleらしい簡単初期設定で爆音の中でも正確に「Hey Siri」できるスマートスピーカー「HomePod mini」レビュー - GIGAZINE
音楽のエネルギーに合わせてムーディーに光輝く「BALMUDA The Speaker」を使ってみた - GIGAZINE
迫力のあるサウンドが魅力のBluetooth対応サウンドバーAnker「Soundcore Infini Mini」を使ってみた - GIGAZINE
迫力の低音でゲームプレイにピッタリなアンダーモニターオーディオシステム「Sound BlasterX Katana」を使ってみた - GIGAZINE
・関連コンテンツ