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戦車の研究者が「テロ活動に従事している」としてGoogleアカウントをロックされる


過去の戦争で装甲車両がどのように進化してきたのかを研究しているエド・フランシスさんが、Googleドライブにバックアップしていたデータを他の専門家に共有したところ、Googleアカウントをロックされてしまったと訴えています。

Google has locked my account for sharing a historical archive they labeled as "terrorist Activity" - Google Drive Community
https://support.google.com/drive/thread/127021326/google-has-locked-my-account-for-sharing-a-historical-archive-they-labeled-as-terrorist-activity


エド・フランシスさんは装甲車両の歴史を研究する中で集めたデータを、7年ほど前からGoogleドライブにバックアップしてきました。ときには他の専門家とデータを共有することもあり、これまでは問題なく利用できていたのですが、先日、突然アカウントがロックされてしまったとのこと。


フランシスさんのように装甲車両の歴史を研究している人にとって、Googleから「テロリストの可能性がある」と認定されてアカウントをロックされることは珍しいことではないらしく、今回もフランシスさんはGoogleにロックを解除するよう連絡を取りましたが、2日間にわたり返事がなく、Googleコミュニティサポートで助けを求めることにしました。

結果として、フランシスさんの投稿はコミュニティで5000以上のUpvoteを獲得。注目を浴びたためか、投稿から1日後にコミュニティマネージャーによって、アカウントのロックは解除されたとのこと。

フランシスさんによると、集めていた資料のうち、中東の装甲車両の資料は、紛争ごとにどういった変化があったかを示す映像のためのものだったとのこと。テロの美化やテロ組織の求人といった要素は含まれていませんが、車両にペイントされていたスローガンや文言がGoogleのボットに誤認識されたのではないかとフランシスさんは推測しています。


なお、Googleアカウントがロックされていた間、フランシスさんは研究データだけではなく、プライベートな写真や電子書籍など、Googleアカウントと紐付いたすべてのデータにアクセスできなくなったとのことです。

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