走行中にトラックを無線充電するテストがアメリカでスタート

アメリカで初めて、高速道路を走行する大型電気トラックに道路から無線充電する技術が実証されました。試験走行では時速約106kmで走行するトラックに190KWの電力を供給したとのことです。
First highway segment in U.S. wirelessly charges electric heavy-duty truck while driving - News
https://www.purdue.edu/newsroom/2025/Q4/first-highway-segment-in-u-s-wirelessly-charges-electric-heavy-duty-truck-while-driving/

インディアナ州ウェストラファイエットで、高速道路の特定の区間に電力供給用のコイルを埋め込むという実証試験が行われました。道路に埋め込まれたのはパデュー大学が設計したコイルで、既存のものよりも出力が強く、範囲が広くなっています。ここから送信された電力がトラックの下に付けられた電力受信用のコイルに伝わり、トラックは走行しつつ無線で充電することができます。

パデュー大学はインディアナ州交通局の許可を取り付け、高速道路上に400mにわたってコイルを設置。カミンズ社から提供された電気セミトラクターを使用してワイヤレス充電システムの実証実験を行いました。その結果、時速約106kmで走行するトラックに190KWの電力を供給することに成功しました。
他のいくつかの州や国でも無線電力伝送を可能にする道路の試験が開始されていますが、高速道路上においてセミトレーラーやトラックといった大型車両で無線充電を実現するのは、車両の走行速度が速いために難しく、より高い電力が必要でした。パデュー大学はより強い出力が必要となるコンクリート舗装の下でも機能する送信コイルも設計し、適応力を高めました。大型車両の高い電力需要に対応することで、他の車種クラスの低電力需要も支えることができます。
走行しながら充電できるようになると、車両に搭載するバッテリーの容量も小型化できます。パデュー大学は「トラック輸送は他の貨物輸送手段と比べアメリカの国内総生産(GDP)への貢献度が最も高いため、大型電気トラックのコスト削減は全ての高速道路への投資促進につながる可能性があります。これにより、大型電気トラックが高速道路で充電状態を維持できれば、バッテリーサイズを小型化して積載量を増やせるため、貨物輸送におけるEV利用コストを大幅に削減できるからです」と述べました。

カミンズのチーフ・テクノロジー・エンジニアであるジョン・クレス氏は、「カミンズは、プロトタイプのバッテリー式電気トラックをパデュー大学のハイパワーワイヤレス電力伝送システムに統合することに成功し、この取り組みに貢献できたことを誇りに思います。両チームの強力な協力により、路上試験は極めて順調に進みました。この技術は、その高出力と有望なコスト構造により、将来の高速道路における商業輸送にとって、実用的かつ業界に革新をもたらす可能性のあるソリューションとなるでしょう」と語りました。
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in 乗り物, Posted by log1p_kr
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