PS5のシステムソフトウェアアップデートでゲームの処理速度がわずかに向上か

2021年9月15日(水)にPlayStation 5(PS5)のシステムソフトウェアのバージョン21.02-04.00.00へのアップデートが配信されました。このバージョン21.02-04.00.00から外付けのSDDを増設できるようになりましたが、さらに「特定の条件で一部のゲームの処理速度がわずかに速くなった」と指摘されています。
Sony’s new PS5 firmware can make your games slightly faster | Ars Technica
https://arstechnica.com/gaming/2021/09/sonys-new-ps5-firmware-can-make-your-games-slightly-faster/
9月15日に行われたバージョンアップデート内容が具体的にどんなものだったのかは、以下の記事にまとめられています。
PlayStation 5の大型アップデートが公開、SSDの増設に正式対応&テレビスピーカーでの3Dオーディオ再生が可能に - GIGAZINE

特にバージョン21.02-04.00.00では、PS5にあらかじめ用意されていたM.2スロットに接続することで外付けSSDを増設し、ストレージを増やすことができるようになりました。どうやってSSDを増設できるのかについては、以下の記事を読むとよく分かります。
PlayStation 5にSSDを増設してロード時間や起動時間の変化を確かめてみた - GIGAZINE

そして、ハードウェア・ソフトウェアの両方からゲームのレビューを行うサイト・Digital Foundryの創設者であるリチャード・リードベター氏は、従来のシステムソフトウェアとバージョン21.02-04.00.00でパフォーマンスが変化するかどうかをチェックしました。
リードベター氏が使用したソフトはControl Ultimate EditionとDevil May Cry 5 Special Editionで、前者は30fpsのフレームレート制限を解除する「フォトモード」に設定していたとのこと。

リードベター氏は、どちらのゲームもバージョン21.02-04.00.00でプレイした方が、許容誤差を1%に設定してもなお実行速度が1~3%ほど速くなったと報告しています。リードベター氏は、レイトレーシングとフレームレート制限の解除が処理速度の上がる条件かもしれないと述べています。なお、同様の設定ができるゲームは限られているため、他のゲームでも同じように処理速度が上がるかどうかを検証できていないとのこと。
IT系ニュースサイトのArs Technicaは、今回のバージョン21.02-04.00.00の適用によってゲームパフォーマンスに与える影響についてソニーに尋ねましたが、記事作成時点で回答は得られていないそうです。
なお、リードベター氏がパフォーマンスについて語っている様子は以下のムービーで見ることができます。
DF Direct Weekly #29: PS5 Firmware Perf Boost? Gran Turismo 7 Online/RT, Intel GPU Performance! - YouTube

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in ソフトウェア, ハードウェア, 動画, ゲーム, Posted by log1i_yk
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