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街全体をスキャンして1億以上の3Dガウス分布からレンダリングした3Dモデルの実例がスゴい


複数の画像から3Dデータを作成する3Dガウススプラッティングを使って、街1つを丸ごと3Dモデル化した結果が公開されています。3Dモデル生成に使われたマシンはM2搭載MacBook Airで、約1億600万の3Dガウス分布から構成されています。


レンダリングした街の3Dモデルは以下から見ることができます。

Jastrzębia Góra 103M Splats by Andrii Shramko — splatter.app
https://splatter.app/s/lzs-xtl

上記のサイトを開くとこんな感じ。マウスをドラッグするとカメラの方向を、右クリックしながらマウスを動かすと視点の移動を変更できます。また、キーボードのW(前)・S(後ろ)・A(左)・D(右)・Q(上)・E(下)でより細かく視点を移動させることができます。


カメラを少し引いて、視点を建物の後ろに移動したところ。画像からレンダリングしているとは思えないほど精巧にできていることがわかります。


別の建物にめちゃくちゃ近づいてみたところ。画像からレンダリングしているので、テクスチャはやや荒いですが、屋根の形状や壁をはうダクト、駐車場に止まっている車もちゃんと立体的に再現されています。


カメラの角度を下げて、高台から街を見下ろした様子を再現。建物の高さや形状がしっかりとモデリングされており、臨場感があります。


カメラを思いっきり引いて街全体を画面に収めてみるとこんな感じ。



この街の3Dモデルは、3D空間を作ることができるアプリ「AirVis」とM2搭載MacBook Airで、アンドリー・シュラムコ氏が撮影した写真からレンダリングされたものです。

AirVisでスキャンとレンダリングを行うことで、周囲をその場で3Dモデルにすることが可能。


World Labsで作成した3Dワールドを、Apple Vision ProやMeta Quest 3などを使ってAirVisで探索することもできるそうです。

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in 動画,   ソフトウェア, Posted by log1i_yk

You can read the machine translated English article Amazing example of a 3D model rendered f….