無料で東京23区の3Dデータをブラウザで見られる「東京都デジタルツイン3Dビューア」を東京都が公開中
東京都が、サイバー空間上に東京都を再現できる「東京都デジタルツイン3Dビューア」を公開しています。東京都デジタルツイン3DビューアはTerriaJSをベースに開発されており、ウェブブラウザだけで3次元・4次元の地理情報を視覚化することが可能で、都内一部の高精度な点群データなどが無料で公開されています。
3Dモデルでみる東京 | 東京都デジタルツイン実現プロジェクト
https://info.tokyo-digitaltwin.metro.tokyo.lg.jp/3dmodel/
東京都 #点群データ の公開!
— 東京都 デジタル・最新技術 (@tocho_digital) November 1, 2024
区部の点群データをオープンデータ化!公表データ(LP点群)としては国内最高精度データを含みます。
DL→https://t.co/DKmGwY9YYX
※「データを追加」→「点群データ」→「LP点群ダウンロード」
#デジタルツイン実現プロジェクト #東京丸ごとスキャン pic.twitter.com/C75rtUM2VI
上記サイトにアクセスし、「東京都デジタルツイン3Dビューア(β版)」をクリック。
東京都デジタルツイン3Dビューアが開きます。「同意する」をクリック。
マップと建造物の3Dデータが表示されました。今回アクセスできたのは新宿区のデータです。マウスをドラッグすればカメラ位置を移動させることが可能。また、Ctrlを押しながらドラッグ操作することで、カメラの方向を変えることができます。
右上の「地図の設定」から平面地図の表示設定を変更できます。
左にある「影」を「投影と受光」に切り替えることで、3Dモデルに影がつきます。
「テクスチャあり」に切り替えると、建物の表面にテクスチャが貼られ、リアルな見た目になりました。
公開された点群データは、「データを追加」から「点群データ」を選択し、見たい区のものを選ぶことで追加できます。
たとえば、都庁エリアの点群データはこんな感じ。
他にも、都バスのリアルタイム運行マップなど、さまざまなマップを見ることができます。
公開されているデータは以下の通り。東京都デジタルツイン3Dビューアのβ版はGitHubでソースコードが公開されています。さらに、3D都市モデルの活用促進のため、CityJSONが日本の開発者コミュニティでも普及するように、CityGMLからCityJSONへのコンバータの日本語版マニュアルもGitHubで公開中です。
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