40種類以上の名作アーケードゲームが遊び放題で自宅をゲーセン化できるタイトー「EGRETⅡ mini」で遊んでみました
アーケードゲーム用筐体(きょうたい)のEGRETⅡを卓上サイズに小型化して往年の名作アーケードゲームを手軽に遊べるようにしたゲーム機が「EGRETⅡ mini(イーグレットツー ミニ)」です。EGRETⅡ miniを一足先に体験できる機会を得られたので、実際に遊んでみました。
EGRETⅡ mini | 株式会社タイトー
https://www.taito.co.jp/egret2mini
EGRETⅡ miniの外観については以下の記事でまとめられています。
ゲーセンで遊びまくった名作アーケードゲームが手のひらサイズでよみがえる「EGRETⅡ mini」フォトレビュー - GIGAZINE
というわけでEGRETⅡ miniはこんな感じ。今回体験できるのはあくまでも開発中のモデルなので、デザインやサイズ・重量、仕様は、実際の製品とは異なる場合があります。
まずは起動するところから。USB Type-Cの電源ケーブルをつないだ状態で、裏面にある電源スイッチを入れます。
画面上の「EGRETⅡ」と描かれたパネルが点灯。
そして画面に表示されるタイトーのロゴ。
EGRETⅡ miniの電源を入れた時と消した時の様子は以下のムービーで見ることができます。
EGRETⅡ miniのスイッチを入れるとこんな感じ - YouTube
ゲーム選択画面はこんな感じ。ずらっとタイトルが並んでいて、左にあるEGRETⅡの画面にゲームのデモが映し出されるという演出になっています。
決定ボタンを押してゲームを選択すると、簡単な操作説明が表示されました。EGRETⅡ miniにはゲーム中のいつでもセーブ・ロードができる機能が搭載されています。ゲームを新しく始めるには一番左の「NEW」を選択すればゲームがスタートします。
実際にEGRETⅡ miniでゲームをプレイしたところが以下のムービー。実際のEGRETⅡと比べるとかなり小さいサイズですが、レバーとボタンは特に押しにくいことはなく、格闘ゲームのコマンドも問題なく入力できます。なお、プレイしている「断仇牙(だんくうが)」は1994年にタイトーから発表された対戦格闘ゲーム「カイザーナックル」の調整版で、実際はロケーションテストのみで発売はされなかった幻のゲーム。断仇牙が公式にリリースされたのは今回のEGRETⅡ miniが初めて。なお、開発中のため、ムービー冒頭のメニュー画面で本体内蔵の40タイトルと拡張セットに付属するSDカード収録の10タイトルが並んで表示されていますが、実際の製品では異なります。
EGRETⅡ miniで「断仇牙(だんくうが)」をプレイしてみた - YouTube
手の大きさによっては、EGRETⅡ miniのレバーとボタンが小さすぎるという場合もあります。そういう時は、専用のコントロールパッドを使うのもあり。コントロールパッドはEGRETⅡ miniよりもボタンが小さく、レバーではなく円盤型の方向キーで、メガドライブのコントローラーに近い感触です。
そして、EGRETⅡ miniの最大の特長が、縦横比4:3という横長のモニターを物理的に縦へ切り替えて縦横比3:4にできるという点。以下のムービーは、実際に横画面から縦画面に切り替えて、タイトーの縦シューティングゲーム「レイフォース」を遊ぶところ。今回体験しているモデルは開発版なので、設定で画面の向きを変更してからモニターを切り替えていますが、製品版ではモニターが回転すると自動で画面の縦横も変化します。
EGRETⅡ miniを横画面から縦画面に変える - YouTube
もちろんHDMIケーブルをつなぐことで、テレビやモニターでプレイすることができます。HDMI出力の画面は縦横比が16:9なので、横画面向きのゲームをプレイした場合、4:3のゲーム画面の回りにゲームごとにデザインされた壁紙が表示されます。なお、壁紙は表示・非表示を切り替えることが可能です。
ダライアス外伝
カイザーナックル
ただし、縦画面に切り替えてHDMI出力した場合、以下のように壁紙は表示されませんでした。
EGRETⅡ miniはAmazon.co.jpで予約受付中。記事作成時点では本体のみが税込1万6973円、すべてのコントローラーとオリジナルクリアファイル・マウスパッド・アクリルキーホルダー・ステッカーシートがついた豪華特装版が税込4万9478円となっています。
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・つづき
タイトーの卓上ミニ筐体「EGRETⅡ mini」の収録タイトルをプレイしながら昭和と平成を駆け抜けたタイトーの歴史を追いかけてみた - GIGAZINE
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