メモ

154兆円の総取引量をイーサリアムが記録、取引量の増加率はビットコインの約3倍


アメリカ最大の暗号資産取引所「Coinbase」が、2021年上半期(1月~6月)の暗号資産レポートを公開しました。そのレポートの中で、暗号資産「イーサリアム」の2021年上半期における総取引量が2020年上半期から1461%増加して1.4兆ドル(約154兆円)に達したことが示されています。

H1 2021 in Review - Coinbase
https://www.coinbase.com/prime/prime-coinbase-H12021

Ethereum Trading Volume Growth Outpacing Bitcoin in 2021: Report - Decrypt
https://decrypt.co/77102/ethereum-trading-volume-growth-outpacing-bitcoin

Coinbaseのレポートによると、イーサリアムの総取引量は2021年上半期に前年同期比1461%増の1.4兆ドルを記録したとのこと。このイーサリアムの取引量増加率は、前年同期比489%増の2.1兆ドル(約230兆円)を記録したビットコインの取引量増加率を大きく上回っています。


また、イーサリアムは2021年5月に価格が急騰し、1イーサリアム当たりの価格が4000ドル(約44万円)を突破していました。この価格の急騰には、イーサリアムの特徴の1つである「Decentralized Finance(DeFi:分散型金融)」への注目度の高さが影響していると報じられており、2021年上半期における総取引量の急激な上昇についても「DeFiに対する投資家の注目度の高さが影響している」とCoinbaseは指摘しています。

ビットコインに次ぐ暗号資産「イーサリアム」の価格が急騰して4000ドル(約44万円)超へ - GIGAZINE


DeFiとは、イーサリアムに代表されるスマート・コントラクトプラットフォーム上に構築されたブロックチェーンベースの金融インフラのことで、「透明性が高い」「アクセス権が平等である」という特徴から、旧来の金融システムに代わるものとして注目が集まっています。実際にDeFiがどういったものなのかは、以下の記事で詳しく解説しています。

既存の金融システムを塗り替える暗号資産の「分散型金融(DeFi)」のメリットとデメリットとは? - GIGAZINE


Coinbaseのレポートによると、2020年にはDeFiは主に個人投資家からの関心を集めていましたが、2021年上半期には機関投資家によるDeFiへの注目度が急上昇したとのこと。以下のDeFiのウォレット数の推移を示したグラフを確認すると、ウォレット数は2020年1月ごろから急激に上昇し始め、2021年には200万件を超えて300万件に迫っていることが分かります。このDeFiへの関心の高まりがイーサリアムの総取引量増加を引き起こしたとCoinbaseは指摘しています。

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in メモ, Posted by log1o_hf

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