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仮想通貨イーサリアムが消費電力を99%削減する仕組みへの移行を発表


暗号資産(仮想通貨)はマイニングに大量の電力を消費するため、地球温暖化への影響が懸念されています。このためイーロン・マスク氏がドージコインの省電力化に取り組むなど、電力消費の問題を解決しようとする取り組みが行われています。新たにイーサリアム財団のCarl Beekhuizen氏はブログの中で、イーサリアムの電力消費を99%以上削減する仕組みへの移行を発表しました。

A country's worth of power, no more! | Ethereum Foundation Blog
https://blog.ethereum.org/2021/05/18/country-power-no-more/


Ethereum Staking Will Drop Power Consumption by 99% | Crypto Briefing
https://cryptobriefing.com/ethereum-staking-will-drop-power-consumption-by-99/

Ethereum Whales Have Diamond Hands, Santiment Data Shows | Cryptoglobe
https://www.cryptoglobe.com/latest/2021/05/ethereum-whales-didnt-budge-during-recent-market-sell-off-data-shows/

イーサリアムはブロックチェーンのアルゴリズムにプルーフ・オブ・ワーク(PoW)を利用していますが、これが電力消費を増加させる原因になるとして、今後はプルーフ・オブ・ステーク(PoS)に移行することをBeekhuizen氏は発表しました。

Beekhuizen氏は、自宅からステーキングしているバリデータが8万7897個存在するとみており、ユニークアドレスから考えて、ホームステーカーは平均で5.4個のバリデータを実行していると推測しています。PoSに移行すると、これらホームステーカーの消費電力は1.64メガワットになるとのこと。また5万2700件にのぼる取引所や仮想通貨サービスも同様にバリデータを実行しており、これらはPoSへの移行で0.98メガワットを消費することになります。

上記を合計すると、PoSのイーサリアムは2.62メガワットの電力を消費することになり、これは既存の消費電力を99.95%削減することを意味します。これまでイーサリアムは都市や国に相当する電力消費があると指摘されてきましたが、新しい仕組みによって、一般家庭に換算して約2100戸程度の電力消費になるそうです。

以下のグラフはオレンジ色がビットコイン、灰色がPoWのイーサリアム、紫がPoSのイーサリアムを示すグラフ。2021年の始めにビットコインやイーサリアムの価格が上昇したことを受けて電力消費量が急増しましたが、実験が行われていたPoSのイーサリアムに関しては、上昇が抑えられています。


仮想通貨の運用において、消費電力の問題は避けて通れません。2021年5月13日には、自動車の売買にビットコインを導入予定だったテスラが「環境への影響」を配慮し、導入を一時停止したことで、ビットコインの価格が大きく下落したと報じられています。

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in メモ, Posted by darkhorse_log

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