電卓で動作するウェブページが登場、電卓でチャットやモデム操作も
カシオのグラフ関数電卓であるCasio FX-9750GIIを使ってホストされたサイトが公開されました。
Casio fx-9750GII Webserver
http://fxip.as203478.net/
上記のURLにアクセスしたのが以下。サイトには、「このページはSuperH SH4プロセッサを搭載したCasio fx-9750GIIグラフ計算機でホストされており、3ピンの2.5mmシリアルポート上でSLIPを使い、uIP TCP/IPスタックのポートを実行しています」との説明があります。なお、写真は別途作者であるTobias Mädel氏のサイトから配信されたものとのこと。
Mädel氏は、電卓でホストされたサイトのほか、同じ電卓でチャットをしているムービーも公開しています。
Just casually chatting in ##whitequark on @liberachat with my calculator... pic.twitter.com/Fs1GvdADhy
— Manawyrm (@Manawyrm) July 12, 2021
電卓を操作して「fxIP」機能を呼び出すと……
接続に成功したと表示されました。
続けて、電卓を操作して「電卓からチャットをしています」というメッセージを打ち込むと……
「ナイス!」といった返事が返ってきました。
Mädel氏は他にも、電卓を使用してモデムを操作している様子を収めたムービーも公開しています。
Using a 56k modem with a calculator: https://t.co/2xKFUOd6a0
— Manawyrm (@Manawyrm) July 12, 2021
After implementing the serial routines, ring buffers and text scrolling for fxIP, a (very simple) terminal application was quick and easy to build.
Mädel氏が電卓でサイトをホストしようと思い立ったのは、SuperHを搭載した携帯端末であるCybikoをレビューした以下のムービーに触発され、同じSuperHを搭載した手持ちのデバイスで何かしてみたいと思ったのがきっかけとのこと。
The Cybiko Experience: a Handheld Computer for Year 2000 Teens - YouTube
Mädel氏のツイートには、Casio EducationのTwitterアカウントが反応していました。
That is something else! Well done. ^DS pic.twitter.com/1ZNj6i2sfC
— Casio Education (@CasioEducate) July 13, 2021
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