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コモドール64でビットコインをマイニングする猛者が登場、1ブロック解析にどれだけかかるのか?


ビットコインなどの暗号資産のマイニングは複雑な演算作業を行うため、効率的にマイニングを行うためには高性能なスペックのマシンを使う必要があります。そんな暗号資産のマイニングを、40年近く前に発売された8ビットホームコンピューターのコモドール64で行う実験を、レトロPCを扱うYouTubeチャンネル・8-Bit Show And Tellがムービーで公開しています。

Bitcoin Mining on the Commodore 64? - YouTube


記事作成時点でマイニング用ASICハッシュレートは毎秒100テラH/sほど。また、携帯ゲーム機である初代ゲームボーイでマイニングした実験では、単3電池4本で動作する一方でハッシュレート0.8H/sで、ASICと比較して125兆分の1という結果が示されました。

ゲームボーイでビットコインをマイニングする猛者が登場、単3電池4本で採掘可能 - GIGAZINE


8-Bit Show And Tellがマイニングに使用したコモドール64には、CPUクロック0.985MHz~1.023Mhzのマイクロプロセッサ「MOS 6510」が搭載されており、Windows PCと接続してハッシュを受取り、YTM氏が公開したc64-bitcoin-minerで計算しています。


なお、Windowsとコモドール64を接続するのに使うケーブルはプリンター用のもので、プリンタ側の端子はRS-232コネクタ。25ピン型の形をしていますが、コネクタを見るとピンの数は25本ではありません。


もちろん現代のWindows PCにはこの端子を接続できません。そのため、変換コネクタをかませた上で、Dサブ9ピン-USB Aケーブルを使い、コモドール64とWindows PCをつないでいるそうです。


8-Bit Show And Tellによれば、コモドール64単体だと1ハッシュの計算に3.5秒、すなわちハッシュレートがおよそ0.3H/sであることがわかりました。


そして8-Bit Show And Tellは、組込み済みのMOS 6510だけではなく、Creative Micro Designが1996年に発売した20MHzのCPUアクセラレータ「Super CPU」を使うことで、ハッシュレートを10H/sにまで向上させることに成功しました。


8-Bit Show And Tellの計算によれば、コモドール64単体で1ブロックを解析するには337年もかかり、Super CPUを使って高速化してもおよそ15年はかかるとのこと。また、IT系ニュースサイトのPC Gamerは、記事作成時点だと1ビットコインをマイニングするには50兆年かかり、エネルギーコストだけでおよそ1.1兆ドル(約120兆円)かかると計算しています。

なお、8-Bit Show And Tellによれば、c64-bitcoin-minerはC言語で記述されており、機械語で記述することで、パフォーマンスはさらに2.5倍~10倍に跳ね上がるだろうと予想しています。

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in ソフトウェア,   ハードウェア,   動画, Posted by log1i_yk

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