インフルエンザウイルスの中に絶滅したものがある可能性、新型コロナウイルス感染対策の影響か
新型コロナウイルス感染症への対策が徹底されたおかげか、インフルエンザの症例が激減していることが報告されています。研究者によると、中でも2種類のインフルエンザウイルスについては1年にわたって報告がなく、絶滅した可能性があるとのことです。
Flu virus became less diverse, simplifying task of making flu shots - STAT
https://www.statnews.com/2021/06/02/pandemic-upside-flu-virus-became-less-diverse-simplifying-task-of-making-flu-shots/
2 types of flu viruses may have gone extinct | Live Science
https://www.livescience.com/flu-virus-types-extinct-covid-19.html
「インフルエンザウイルス」は「A型」「B型」「C型」に分けられ、このうち重い症状の季節性インフルエンザは「A型」「B型」によってもたらされます。
「A型インフルエンザウイルス」はさらに、タンパク質「ヘマグルチニン(HA)」と「ノイラミニダーゼ(NA)」の組み合わせで亜型(subtype)に分類されます。近年よく流行しているのは「H1N1」と「H3N2」で、これらはさらに細かく分岐群(clade)に分類されます。
一方、「B型インフルエンザウイルス」は、「B/Victoria(ビクトリア系統)」と「B/Yamagata(山形系統)」の2つに分けられます。
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