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たった8分でスマホを100%まで充電できる200W充電技術「Xiaomi Hyper Charge」をXiaomiが発表


スマートフォンの搭載チップやメモリだけではなく、バッテリーの充電技術も日々進化を遂げています。スマートフォンメーカーのXiaomiが、200Wの有線充電でわずか8分で4000mAhのスマートフォンを100%まで充電する技術「Xiaomi Hyper Charge」を発表しました。

Xiaomi can fully charge a phone in the time it takes an iPhone to go from 99% to 100%
https://www.androidpolice.com/2021/05/31/xiaomi-can-fully-charge-a-phone-in-the-time-it-takes-an-iphone-to-go-from-99-to-100/

Xiaomiによるデモンストレーションムービーを以下で見ることができます。

Xiaomi's First 200W Wired & 120W Wireless Fast Charging - YouTube


デモンストレーションで使用されたスマートフォンは、XiaomiのMi 11 Proで、バッテリー容量は4000mAhです。


最初に行われるのは、200Wの有線充電テスト。


左下の電力測定メーターを見ると、200Wを超えています。


充電開始からわずか3分で50%までバッテリーを充電できました。


その後、バッテリーが回復するにつれて、電力が制御されて少しずつ低下していきます。


充電開始からおよそ8分で、4000mAhのバッテリーが100%まで充電されました。充電終了時の電力は40Wです。


続いて行われたのは、120Wのワイヤレス充電です。Mi 11 Proをワイヤレス充電スタンドに置き……


充電がスタート。


充電開始からわずか1分でバッテリーは10%まで回復。電力測定メーターを見ると、138Wとなっています。


7分でバッテリーは50%まで回復。電力は20%を超える辺りから80Wほどにまで低下。


その後も電力はゆっくりと低下していきますが、バッテリーの充電は続き、充電開始から15分で100%まで充電できました。


海外のIT系ニュースサイトであるAndroid Policeは「iPhoneが99%から100%になるまでの時間で、XiaomiのMi 11 Proは0%から100%まで充電される」とコメントしています。また、本来100Wまでしか供給できないUSB接続で200Wの充電を可能にしている点については、2021年5月25日に発表された「USB-C Revision 2.1」を利用している可能性を指摘しています。

「USB Type-C Revision 2.1」では240Wと現行の倍以上の電力が供給可能に、PCやモニターをUSBで使えるようになる可能性も - GIGAZINE

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in モバイル,   動画, Posted by log1i_yk

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