ネットサービス

「Google Meet」デスクトップ版更新でコントロールバーの改善やデータセーバー機能追加へ


Googleが開発・提供するオンラインビデオ会議ツール「Google Meet」は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックによるリモートワークや遠隔学習の増加に伴い、多くの人々に利用されるようになりました。2021年4月21日、Googleが新たに投稿したブログ記事の中で、デスクトップ版Google Meetのユーザーインターフェース(UI)や機能の改善が発表されました。

New ways we're making Meet calls easier (and more fun)
https://blog.google/products/meet/design-updates-video-backgrounds/


Google Meet is getting a UI refresh next month with smarter meeting features - The Verge
https://www.theverge.com/2021/4/21/22395485/google-meet-new-ui-refresh-smart-meeting-features

Google Meet gets a more spacious design and video backgrounds
https://www.xda-developers.com/google-meet-new-ui-video-backgrounds/

◆コンテンツやビデオの固定・解除
2021年5月から、Google Meetでプレゼンテーションなどのコンテンツを表示してビデオ会議で共有する際、プレゼンテーションタイルのピン留めを素早く解除できるようになります。以下のように、プレゼンテーションタイルのピン留めアイコンをクリックすると……


ピン留めが解除され、他のユーザータイルと同じ大きさになりました。これにより、スピーカーを増やしたり参加者の反応をチェックしたりすることが可能になります。


さらに、今後数カ月以内に複数のタイルをピン留めする機能が追加され、プレゼンテーションタイルとスピーカーを大きく表示したり、複数のスピーカーを同時に大きく表示したりといったカスタマイズも可能になるとのこと。通話中に自分の顔を見たくない場合は、自分のタイルを最小化または非表示にすることもできます。「ビデオ通話中に自分の顔を見続けることは精神的な疲労につながる」と指摘されていることから、自分のタイルを非表示にすることでビデオ会議の負担を軽減することが可能です。


また、設定を調節するコントロールバーが下部に集約された点も大きな改善だとニュースサイト・The Vergeは指摘しています。


◆データセーバー機能
オンラインのビデオ会議に伴うデータ通信費用は、世界中どこの国や地域でも一定というわけではなく、発展途上国などではデータ通信費用が高くなる可能性があります。そこでGoogle Meetは4月中に「データセーバー」機能をリリースし、モバイルネットワーク使用時のデータ通信量を節約できるようにするとのこと。

◆ローライトモード
すでにモバイル版のGoogle Meetでは、人工知能を利用して部屋の明るさなどを検出し、自動で画面の露出を調整して見やすくする「ローライトモード」が導入されていました。デスクトップ版のGoogle Meetでも、今後数週間以内にローライトモードが利用できるようになるとのことです。

◆オートズーム機能
法人向けのソフトウェアスイート「Google Workspace」に加入するユーザーは、今後数カ月以内にGoogle Meetの新機能「オートズーム機能」にもアクセス可能となります。オートズーム機能は、ユーザーが動き回った際に自動でユーザーの位置を追跡し、ビデオ会議の画面に表示されるユーザーが常に真正面を向くように調整してくれる機能となっています。

◆アニメーション背景
Google Meetでは今後数週間以内に、通話用にアニメーション付きの背景を選択できるようにするとのこと。最初から選べるのは「教室」「パーティー」「森」の3種類で、後日、多くの選択肢を追加予定だとGoogleは述べています。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
無料の「Google Meet」が2021年3月31日まで使い放題に - GIGAZINE

Googleがオンラインビデオ会議ツール「Google Meet」にZoom風のギャラリービューを追加、Gmailからも通話可能 - GIGAZINE

ビデオ会議ツール「Google Meet」にAIを使ったノイズキャンセル機能が実装される、その仕組みとは? - GIGAZINE

Google Workspaceがリモートワークに本格対応、Google Meetが複数デバイスで同時使用可能になるなどの新機能が追加される - GIGAZINE

Googleが教育向けプランを一新、教育ツールやGoogle Meetを改善すると発表 - GIGAZINE

「G Suite」が「Google Workspace」に改称、ツール間の連携などが強化 - GIGAZINE

in ネットサービス, Posted by log1h_ik

You can read the machine translated English article here.