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Googleが教育向けプランを一新、教育ツールやGoogle Meetを改善すると発表


Googleが、2021年2月17日から開催するバーチャルイベント「Learning with Google」において、教育機関向けのG suiteやツールなどの製品を一新し、50以上の新機能を追加すると発表しました。

Learning with Google
https://blog.google/outreach-initiatives/education/learning-with-google-collection-2021/


Google Workspace for Education - The Keyword
https://blog.google/outreach-initiatives/education/google-workspace-for-education/


50 New Education Features - The Keyword
https://blog.google/outreach-initiatives/education/learning-with-google/


Safety and Engagement Features in Google Meet - The Keyword
https://blog.google/outreach-initiatives/education/google-meet-safety-and-engagement/


Chromebooks get an education refresh
https://blog.google/outreach-initiatives/education/learning-with-google-chromebook/

Googleは、これまで教育機関向けのG Suiteとして提供されていた「G Suite for Education」を「Google Workspace for Education」に改名することを発表しました。


無料プランは「Google Workspace for Education Fundamentals」となり、学生の成績管理や課題評価などを行えるツール「Google Classroom」やGoogleドキュメント、Googleスプレッドシート、Googleスライド、Googleフォームなどのサービス、さらにGoogle MeetやGmailなどのコミュニケーションツールを使用できます。

また、有料プランは「Google Workspace for Education Standard」「Google Teaching and Learning Upgrade」「Google Workspace for Education Plus」の3種類が用意されています。有料プランではセキュリティとサポートが強化されるほか、リモート管理やGoogle Meetがより高機能化し、高度監査ログの出力、独自性レポート機能が追加されます。


さらに、クラウドストレージの容量を無制限としていたストレージポリシーを変更し、リソースを公平に利用するべきという観点から、1ドメイン当たり100TBまでに変更となりました。

Google Workspace for EducationでのコアツールとなるGoogle Classroomでは、有料プラン向けに拡張機能を学生向けに直接適用させることが可能になります。また、学生情報システム(SIS)の名簿と同期させて直接クラスを設定したり、学生の監査ログを得たり、学生の学習状況を一括で可視化したりなど、さまざまな機能が追加されるとのこと。


加えて、Googleは「Google Classroomのオフライン機能の強化」をアピールしています。十分なインターネット接続環境が自宅にない学生の場合、登校日に学校でダウンロードした課題を自宅でこなし、次の登校日に提出することが可能になります。

また、スマートフォン向けのGoogle Classroomを通じて、学生に一斉に課題を送信できるようになるほか、ノートや紙に書いた課題をスマートフォンのカメラで撮影することで、簡単にリモートで課題提出ができる機能も盛り込まれる予定です。

そして、オンラインビデオ会議ツールであるGoogle Meetは教育現場での利便性を上げるために、主に以下のような機能が追加されます。

・モデレーターである教師が通話中の会議を終了して全員を退室させたり、学生を個別に退室させたりすることが可能に
・教師が参加者全員の音声を一斉にミュートすることが可能に
・スマートフォンから直接授業を行ったり画面共有を行ったりすることが可能に
・Google Classroomとの連携向上で異なる学区間でのコミュニケーションが可能に
・Chromebookでのパフォーマンスを改善


さらに、Googleは2021年3月のアップデートで、Chrome OS向けに画面記録ツールを組込むと発表しました。このツールを使用することで、学生が課題を行う画面を見ながら、教師は直接学生に指導をすることが可能になります。

Googleは、「この1年間にわたって、予期せぬ障害や未知にもかかわらず教育と学習が続けられました。これはすべて、教師や指導者、学生やその家族に至るまで、教育関係者の果敢な努力のおかげです。Googleは、誰もが自分に適した質の高い学習経験にアクセスできるように学習を再考し、可能なことの限界を押し広げるために協力することを楽しみにしています」とコメントしました。

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in ネットサービス, Posted by log1i_yk

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