メモ

議員を33年間も務めてきた市議が「PCスキルがない」ために失職


スコットランド・グラスゴー市議の中で最長勤続年数を誇るというジム・コールマン氏(74歳)が、オンライン会議に必要なIT機器を使用できなかったため失職しました。

Glasgow's longest serving councillor loses job because he can't work laptop - Glasgow Live
https://www.glasgowlive.co.uk/news/glasgow-news/glasgows-longest-serving-councillor-loses-19715897

Jim Coleman: Long serving Glasgow Labour councillor 'sacked' for non attendance | Glasgow Times
https://www.glasgowtimes.co.uk/news/19043027.long-serving-labour-councillor-sacked-non-attendance/

ジム・コールマン氏は1988年に旧スコットランド第2区市議として初当選を果たし、スコットランド議会の再編後はグラスゴー市議会の発足メンバーに名を連ね、暫定評議会の副委員長などの重要なポストを歴任してきた古参市議でしたが、職を追われることになりました。

コールマン氏が職を追われたのは、スコットランド議会には「6カ月間会議に出席しなかった議員は職を失う」という規則に違反したため。ヨーロッパでもトップクラスの新型コロナウイルス流行にあえぐイギリスは、2020年3月から外出制限を実施しており、グラスゴー市議会も会議をオンラインに切り替えていました。


コールマン氏はオンライン会議に参加するためのノートPCを何らかの原因で使えなかったため、「手紙と電話」という旧来のスタイルで仕事を継続していたとのこと。前年である2019年の同氏の議会出席率は91%と、非常に高い出席率を誇っていました。

コールマン氏は「33年間のキャリアを経て、こうした形で議会を去ることに非常に失望しています。2022年の市議会選挙までは地域社会に貢献し続けるつもりでした」「今回の結果は、これまでのやり方を認めないという規則の結果です。市議会の同僚、特に私が所属する労働党の方々が将来のために最善を尽くすことを願っています」とコメント。コールマン氏が所属する労働党は「パンデミックの中でも、ジムは伝統的なやり方で働いていました。彼はオンライン会議に出席できませんでしたが、この1年間で職責を果たさなかったと非難することはできません」と述べています。

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in メモ, Posted by darkhorse_log

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