任天堂の人気タイトルを融合させた混沌過ぎる「ラボフィットアドベンチャーカート」が爆誕
段ボールを使ってNintendo Switch向けの周辺機器・Toy-Conを作って遊べる「Nintendo Labo」、ゲームをしながら手軽にフィットネスが楽しめる「Wii Fit」、輪っか型の専用コントローラー・リングコンを用いてゲームをしながら体を鍛えられる「リングフィットアドベンチャー」、そして任天堂の人気レースゲーム「マリオカート8 デラックス」の4つを強引に組み合わせてしまったオリジナルゲーム「ラボフィットアドベンチャーカート」が登場しています。
I Connected an Exercise Bike to Mario Kart! | Labo Fit Adventure Kart - YouTube
Nintendo Laboのロゴが出てきたかと思いきや……
「Fit」「Adventure」「KART」という3つの異なるロゴと融合してしまいました。
ラボフィットアドベンチャーカートはフィットネスしながらマリオカートがプレイできるという新しいゲーム。
必要なのはNintendo Switchのほかに、「バイクコン」と「リングコン」の2つ。
というわけで、任天堂の公式配信であるNintendo Directを真似した「ラボフィットアドベンチャーカート Direct」がスタート。
登場したのはラボフィットアドベンチャーカートの開発者であるマイク・チョイさん。
チョイさんは自身の苦手な運動と大好きな任天堂を掛け合わせることで、楽しく運動をこなそうと考えてラボフィットアドベンチャーカートを生み出した模様。
任天堂はこれまでにWii Fitやリングフィットアドベンチャーといったタイトルをリリースしており、これに伴いさまざまな専用コントローラーを発表してきました。
しかし、チョイさんはこれまで任天堂がリリースしてきたタイトルでは運動へのモチベーションを保ち続けることができなかったそうです。リングフィットアドベンチャーを筆頭にFit Boxingやジャンプロープ チャレンジなどゲームをしながら体を動かせるタイトルは複数ありますが、こういったタイトルをプレイしたもののなかなか長続きしない、という人は多いはず。チョイさんもそんなひとりというわけ。
そこで、チョイさんは自分の大好きな任天堂タイトルとエクササイズに特化したコントローラーを組み合わせることに挑戦しています。それがラボフィットアドベンチャーカートです。
ラボフィットアドベンチャーカートを構成する3つの要素のうちのひとつが「バイクコン」です。バイクコンは任天堂が公式にリリースしているものではなく、チョイさんがダンボールとエアロバイク、センサーを組み合わせて自作したもの。
バイクコンにはペダルの動きを検知するためのセンサーが埋め込まれているため、回転数に応じてゲーム内のアクセルに強弱をつけることが可能に。
2つ目の要素は「リングコン」です。リングコンを左右に傾けることでカートの操作が可能というだけでなく……
リングコンをグッと押しつぶすことでゲーム内でアイテムを使用することができます。
そして3つ目の要素がオリジナルモジュールの「TAPBO」。
TAPBOは以下のようにJoy-Con(L)を装着して使用するアクセサリーで、プレイヤーの動作に応じてJoy-Conのボタンを自動で押してくれます。
TAPBOはリングコンやバイクコンと無線通信するため、まさにラボフィットアドベンチャーカートのカギとなるアクセサリーといっても過言ではありません。
TAPBOの見た目はこんな感じ。
TAPBOにJoy-Conを装着すると、青色と緑色の2つのアームがJoy-Conのボタンを覆い、プレイヤーの動作に応じてボタンを押してくれます。
TAPBOの裏面はこう。上部にあるのがワイヤレスチップで、下部にあるのがマイクロコントローラー、そして再充電可能なバッテリーを搭載しています。
リングコン内にある赤黒のケーブルをTAPBOに接続する形で使用します。
バイクコンで検出したペダルの回転数を基に、TAPBOの青色アームがJoy-Conのアクセルボタンを押してくれます。ペダルをこぐのを止めればゲーム内のカートは止まってしまうので注意。
リングコンを押し込むとTAPBOの緑色アームがアイテム使用ボタンを押し込むので、ゲーム内でアイテムを使うことができます。
実際にラボフィットアドベンチャーカートをプレイしている様子は以下の通り。レース中は常にペダルをこぎ続ける必要があり、さらにマリオカートのレースで他プレイヤーを追い抜くために必要不可欠なアイテムの使用にはリングコンをグッと押しつぶす必要があるため、1レースするだけでかなり体に負荷がかかりそうです。
さらに、ムービーの中ではTAPBOのamiiboがセットになった限定エディションまで紹介されています。
なお、チョイさんは3Dプリンターを用いてTAPBOのケース部分を自作しており、部品にはTeensy製のマイクロコントローラー、Digi XBee製のワイヤレスチップ、SparkFun製の基板を使用。バイクコンには赤外線検出センサーを採用しています。これらを組み合わせてマリオカートをプレイするためにチョイさんはプログラミングを行っていますが、そのコードは公開されていません。
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in ハードウェア, 動画, ゲーム, Posted by logu_ii
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