レビュー

筋肉を相棒に前へ進むNintendo Switch「リングフィットアドベンチャー」はトレーニングとゲームが融合した新感覚ゲームでした


謎のリング」が話題になったNintendo Switch「リングフィット アドベンチャー」が2019年10月18日(金)に登場しました。「Wii Sports」や「Wii Fit」など、スポーツやトレーニングができるゲームを生み出してきた任天堂による、トレーニングとアドベンチャーを組み合わせたゲームということで、一体どんなゲームなのか実際に遊んで確かめてみました。

リングフィット アドベンチャー | Nintendo Switch | 任天堂
https://www.nintendo.co.jp/ring/

リングフィットアドベンチャーを遊んでいる様子は以下の公式CMから確認できます。

Nintendo Switch リングフィット アドベンチャー TVCM 冒険篇1 - YouTube


目次:
◆フォトレビュー
◆コントローラーの装着
◆ゲームで遊んでみた

◆フォトレビュー
「リングフィットアドベンチャー」のパッケージはこんな感じ。


コントローラーでピコピコ操作するゲームではなく……


「リングコン」と「レッグバンド」を使って、全身で遊ぶゲームになっています。


箱を開けるとゲームソフトのパッケージが真ん中に入っており……


下にはリングコンとレッグバンドが入っていました。


箱の側面には熱いメッセージが。


内容物は、リングコン、レッグバンド、ゲームソフト。


黒い輪っかがリングコンです。


前面にはNintendo SwitchのロゴとLEDランプ。


裏面にはNintendo Switchの専用コントローラーであるJoy-Conをセットするためのスロットがありました。


グリップ部分は握りやすいよう柔らかい素材でできています。


マジックテープで留められており、着脱可能になっていました。


レッグバンドにはJoy-Conを入れるためのポケットがついています。


ゴム製で伸縮性があり、マジックテープで留められるようになっています。


◆コントローラーの装着
中身の確認が終わったところでゲーム開始。まずはコントローラー装着のチュートリアルが始まります。チュートリアルは丁寧な解説で非常にわかりやすい内容になっていました。まずはレッグバンドの装着から。


レッグバンドに左のJoy-Conを入れ、左ふとももの中心にJoy-Conがくるように装着します。


レッグバンドのポケットにJoy-Conを入れ……


装着。ずれないよう少しきつめに締めます。


右のJoy-Conはリングコンに装着します。


Joy-Conを差し込んでカチッと音が鳴ったら装着完了。


◆ゲームで遊んでみた
コントローラーの準備ができたのでゲーム開始。スタート画面はこんな感じで「アドベンチャー」「お手軽」「カスタム」「ながらモード」が用意されています。まずは「アドベンチャー」を遊んでみました。


トレーニングにのめり込んでうっかり壁や家具にぶつかってケガしないためにも、十分スペースを取って遊びます。


アドベンチャーの前に、チュートリアルをかねたウォーミングアップが始まりました。左にいる表情のない「ミブリさん」と、右側に表示されている「天の声」的な存在がアシストしてくれます。「ミブリさん」と、右側のコメントを発している人はそれぞれ別のキャラクターのようです。


ゲーム内での運動負荷を設定するため、年齢や体重、普段の運動の頻度、どのくらいハードなフィットネスを求めているか、などの質問に答えていきます。


ゲーム内ではジョギングと称して足踏みを行うシーンがあるのですが、2階にいて階下にドスドスと音が響くのが心配な人は、足踏みではなく膝の屈伸でジョギングを行う「サイレントモード」を設定することができます。なお、設定した内容は後で変更することも可能です。


ゲーム開始前の設定が終わったら、さっそくアドベンチャーモード開始……ではなく、準備運動として「ダイナミックストレッチ」を行います。「もう準備運動したよ」という人はJoy-Conの「+」を押せばスキップ可能。


ゲーム開始前にタオルや水の準備を勧めてくれる気配りも。


まだ設定しか終わっていないのですが、リングコンを内側に押すことで「決定」ボタンの役割を果たしているので、筋肉のかけらもない編集部員の腕は既に疲れ気味。


リングコンでの操作がつらい時は、Joy-Conのボタンで操作することもできますが、本気で筋トレするつもりなら甘えは捨てたいところ。


アドベンチャーモードは主人公の見た目、髪の色、目の色を決めることができます。なお、外見の設定は後から変更可能。


ざっくりアドベンチャーモードのストーリーを説明すると、なぜか不思議な世界に迷い込んだ主人公が謎のリングを見つけ……


うっかりリングに封印されていたゴリゴリのマッチョな悪者を復活させてしまいます。


主人公は悪者を封印していた正義の味方っぽい「リング」とともに、悪者を追うはめになるというストーリー。


ステージ開始前に、Joy-Conに右手親指を当てて脈拍を測ります。


Joy-Conの赤枠部分に親指を当てます。


ステージ選択画面はこんな感じ。


普通のアクションゲームなら、スティックや十字キーでキャラクターを動かしますが、リングフィットアドベンチャーは足踏みをしないとキャラクターが前に進みません。筋肉を使わないと前に進めない、まさに筋肉が相棒といった感じのゲームです。


階段はふとももを直角に上げないと上れません。早く足を動かせば早く移動することができます。


絶景の中を走る主人公。本当にこんな絶景の中でジョギングができたら、さぞ気持ちいいのでしょうが実際は部屋の中で足踏みをしているだけなので切ない気持ちがこみ上げます。


リングコンを内側に押し込むと空気砲が発射されます。空気砲で障害物を破壊したり……


下向きに空気砲をうってジャンプすることもできます。


最初のステージは3分ほどでクリアできました。


クリア後、再度脈拍を測定します。


測定後、結果が表示され、運動負荷を上げた方がいいなどのアドバイスが表示されます。今回は「余裕のある強さ」とのことで、もっと運動負荷をあげるよう勧められました。実際やってみた編集部員としては「じんわり汗はかいたが息切れはしない程度」だったので、もう少し負荷を上げても良さそうでした。


クリアタイム、消費カロリー、走行距離が表示されます。


すぐに効果が現れない筋トレですが、リングフィットアドベンチャーでは運動の成果がポイント換算されるので、まさにゲーム感覚でトレーニングすることができます。


以下のムービーは実際にアドベンチャーモードを遊んでいる様子です。

自分の足で前に進む「リングフィットアドベンチャー」を実際にプレイするとこんな感じ - YouTube


アドベンチャーモードを終了すると、ミブリさんと天の声がねぎらってくれます。


しかも褒めてくれます。一人でするトレーニングは孤独な戦いになりがちですが、こうして褒めてもらえるとうれしいものです。


トレーニング後はミブリさんと一緒にクールダウン。


画面上部に筋トレに関するに豆知識が表示されるので、クールダウンしながら知識も身について一石二鳥。


しかし豆知識に夢中になってクールダウンがおろそかにならないよう、下を向くべき時は画面を見ないように促されます。


「お手軽」モードでは、ミニゲーム方式でトレーニングができます。


お手軽モードはトレーニングが「シンプル」「ミニゲーム」「セットメニュー」のカテゴリに分類されており「シンプル」では鍛えたい筋肉にあわせたトレーニングを選択可能。


制限時間内に何回トレーニングできたかを計測します。赤枠部分に回数が表示され、結果によってランクが表示されます。以下の大胸筋チャレンジなら10回以上がDランクとなります。


「ミニゲーム」はその名の通りミニゲームをやりながらトレーニングを行います。


「初級」「上級」を選択可能。


コインを集めたり障害物をよけたりして、ポイントを稼いでトレーニングを行います。


「セットメニュー」は、二の腕をすっきりさせたり肩こりを改善したりするためのトレーニングが可能。鍛えたい部位を選択する「シンプル」とは異なり、痩せたい部分などに焦点を当ててトレーニングできます。


「ちまちまミニゲームを選んでトレーニングするのは面倒」という人のために、自分でトレーニングメニューを組んで鍛えられる「カスタム」モードがあります。


「うで」「はら」「あし」のトレーニングや「ヨガ」を組み合わせて、自分に合ったトレーニングメニューを作成できます。赤枠部分にどこが鍛えられるかが表示されるので、目的に応じたトレーニングが組みやすくなっています。


「もっと手軽にトレーニングしたい」「テレビ見ながらトレーニングしたい」という人のために「ながらモード」があります。


Switchを起動しなくても、Joy-Conとリングコンがあればトレーニング可能。


Joy-Conをリングコンに接続した状態でRスティックを押し込めば、ながらモードに設定できます。


スティックを押し込んで……


赤枠部分のLEDランプが緑に点灯したら、ながらモード設定完了です。


リングコンを内側に押すとピコピコ音が鳴り、以下のムービーのように回数をカウントしてくれます。

Nintendo Switch「リングフィットアドベンチャー」の「ながらモード」はこんな感じ - YouTube


トレーニングの回数はリングフィットアドベンチャー起動時に確認可能で、赤枠部分に回数が表示されます。


トレーニングが定期的に続けられるか心配な人のために、ホーム画面でJoy-Conの「Y」ボタンを押すとアラームを設定することができます。アラームはNintendo Switchがスリープ中でも鳴るようです。


曜日と時間を指定してアラームを鳴らすことができます。


なかなか習慣化しづらいトレーニングですが、ゲーム感覚でトレーニングができ、ゲーム内の優しいキャラクターたちが応援してくれるので、一人だとなかなかトレーニングが続かない人もリングフィットアドベンチャーなら続けられるかもしれません。サイレントモードもあるので賃貸の人にもおすすめです。

公式のトレーラーは以下のムービーから。

Nintendo Switch リングフィット アドベンチャー 紹介映像 - YouTube


「リングフィット アドベンチャー」は税別7980円で購入でき、Amazon.co.jpでは記事作成時点で税込7648円で購入可能となっていました。

Amazon | リングフィット アドベンチャー -Switch | ゲーム

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in レビュー,   動画,   ゲーム, Posted by darkhorse_log

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