少女の願いをかなえて悲惨な末路を回避する無料のアドベンチャーゲーム「まつろぱれっと」プレイレビュー
絵画の中の少女と共に7日間を過ごす基本プレイ無料のアドベンチャーゲームが「まつろぱれっと」です。個人ゲーム開発者のふりふら氏が開発し、Google Play ベスト オブ 2020インディーゲーム部門の部門賞を獲得した今作を実際にプレイしてみました。
まつろぱれっと - Google Play のアプリ
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.muse.matsuro&hl=ja
「まつろぱれっと」をApp Storeで
https://apps.apple.com/jp/app/id1485192753
「まつろぱれっと」はiOS版とAndroid版がリリースされていますが、今回はAndroid版を遊んでみます。まずはゲームをインストールするためにGoogle Playで「まつろぱれっと」を検索し、「インストール」をタップ。
インストールが完了したら「開く」をタップしてゲームを起動します。
「まつろぱれっと」を起動するとこんな感じ。「はじめる」をタップしてゲームを開始します。
ある日プレイヤーは絵画の置かれた部屋に閉じ込められてしまいます。部屋に置かれた絵画は呪われており、描かれた少女の願いをかなえなければ殺されてしまいます。
プレイヤーは生きて部屋から脱出するために、少女の願いをかなえることにします。最初の少女の願いは「空腹だから何か食べたい」というもの。
少女の願いを聞いているとゲーム内の携帯電話に着信が入ると同時に現実世界のスマホも振動します。いきなりスマホが振動するという演出に驚きつつ着信をチェックすると、どうやらプレイヤーが閉じ込められる以前にも、同じように閉じ込められて少女の願いをかなえようとした人がいたことが分かります。さらに、メモの主は少女に「皮をむいたリンゴ」を食べさせたことも分かりました。
というわけで、リンゴを手に入れるために、画面両側の矢印をタップして部屋の中を探索し……
部屋の隅でリンゴを発見しました。
リンゴを発見したら少女にリンゴを与えるために絵画をタップします。少女は絵画の中にいるので直接リンゴを渡すことは不可能。そこで、絵画にリンゴを描き加えることで少女にリンゴを食べさせる必要があります。
絵画をタップすると、画面中央に絵画がアップで表示され、画面下部には発見したアイテムが表示されます。
リンゴを食べさせるためにリンゴを絵画の中へスワイプします。今回は少女の肩の上にリンゴを描くことにしました。
リンゴを描く場所を決めたら、さまざまな色がルーレットのように回り始めます。今回は「皮をむいたリンゴ」を食べさせるため、黄色を狙ってタイミングよく画面をタップし、ルーレットを止めます。
リンゴを黄色く塗り、「皮をむいたリンゴ」を描くことに成功。しかし、少女はリンゴの描かれた位置がお気に召さない様子。
少女は「頭の近くにリンゴを置くのが好きなのね」と何やら不穏な言葉を放ちます。
「少女が綺麗に飾ってあげる!」と言い放つと画面が暗転し……
プレイヤーは頭を「硬い何か」に殴打されて死亡してしまいました。このままでは悔しいので「Retry」をタップして再挑戦します。
今度は肩の上ではなく、少女の手元にリンゴを描くことで少女を満足させることができました。リンゴを描く位置を決め、色を選択する一連の流れは以下のムービーで確認することができます。
「まつろぱれっと」で少女にリンゴを食べさせてみた - YouTube
少女の願いをかなえると、少女の身に付けているブローチがリンゴと同じ黄色に変化しました。どうやら願いをかなえるにつれて、白黒だった少女の絵画が段々と色づいていく仕組みのようです。
少女の2つ目の願いは、「いつも同じフルーツばかり食べているから、違う色・違う味のものが食べたい」というもの。
そこで、「いつもと違う色のリンゴを食べさせてみよう」と考え、青いリンゴを机の上に描きましたが、「もしかしてリンゴに埋もれる夢でもみたいのかしら?」とまた少女の機嫌を損ねてしまいました。
今度の死因は「大量のリンゴに押しつぶされたことによる圧死」。少女の機嫌を損ねると殺されてしまうシビアなシステムですが、死因が独特だったり、「ぼくさつ」「あっさつ」と死因が平仮名で表記されていたりとコミカルな演出が印象的。
諦めずに部屋を探索しているとマカロンを発見。
「少女の机に置かれたどのフルーツとも重複しない色のマカロンなら満足するだろう」と考え、青色のマカロンを机の上に置きました。果たして少女のお気に召すかどうか、気になる人はぜひ自分でプレイしてみてください。
「まつろぱれっと」では携帯電話に入る着信や、少女の言葉をヒントに少女の願いをかなえていきます。少女の願いは「食べ物が食べたい」「話し相手が欲しい」など、かわいらしいものが多いのですが、少しでも少女の機嫌を損ねると殺されてしまうため、なんとか少女が満足するようなモノを絵画に描き加えようと頭を使う必要があります。また、同じ願いでも絵の描き方によってプレイヤーの末路が異なるので、わざと失敗してどんな末路をたどるのか確認することも楽しみのひとつです。
「まつろぱれっと」は、すぐに殺されてしまうシリアスなゲームですが、恐怖をあおるような映像やビックリ系の演出はないため、ホラーゲームの苦手な人にもオススメできる作品です。
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