「鬼滅の刃」の劇場版が日本の映画興行収入ランキング1位を19年ぶりに更新、観客動員数は2400万人超え
2020年10月16日(金)に公開された劇場版「鬼滅の刃」無限列車編の興行収入が324億7000万円となり、2001年公開の「千と千尋の神隠し」以来19年ぶりに、日本の映画興行収入ランキング1位を更新しました。なお、観客動員数ランキングも1位を更新したとみられます。
劇場版「鬼滅の刃」無限列車編、公開73日間で観客動員 2404万9907人(興行収入 324億7889万5850円)となりました。2020年、映画と共に、様々な形で本作に触れていただいたお一人お一人に心より御礼申し上げます。皆様のご健勝とご多幸をお祈りしております。良いお年をお迎えください。#鬼滅の刃
— 鬼滅の刃公式 (@kimetsu_off) December 28, 2020
日本の映画興行収入ランキングは、長らく1982年公開の「E.T.」が保持していましたが、1997年に「もののけ姫」が、続いて同年公開の「タイタニック」が更新しました。
1999年まで日本では、入場料収入で示される「興行収入」ではなく、興行収入から映画館の取り分を引いた「配給収入」を用いており、「E.T.」は配給収入96億200万円(興行収入135億円・150億円説もあり)、「もののけ姫」は配給収入117億6000万円(興行収入201億8000万円)、「タイタニック」は配給収入160億円(興行収入262億円)でした。
その4年後、2001年に「千と千尋の神隠し」が公開され、日本の興行収入記録で初めて300億円を突破。公開当時で304億円の興行収入は、のちに何度か再上映があったことで316億8000万円まで伸びました。
劇場版「鬼滅の刃」無限列車編は、2019年に放送されたテレビアニメの続きにあたるエピソードを映画化したもの。新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴って公開が延期となる作品が相次ぐ中、2020年10月16日(金)に公開されることが決まると、1日に42回上映する映画館が3つも出たことをはじめとして、日本各地で異例の上映規模となったことも追い風となり、公開初日から3日間だけで興行収入46億円を記録。
その後も破竹の勢いで成績を伸ばし、公開から1カ月足らずで興行収入200億円の壁を突破。公開から約2カ月で興行収入300億円に到達していました。
劇場版「鬼滅の刃」の興行収入が300億円を突破 - GIGAZINE
2020年12月26日(土)からはMX4D・4DX版の上映もスタートしており、さらに興行収入・動員数を伸ばしていくものとみられます。
本日よりMX4D・4DXの上映開始!
— 鬼滅の刃公式 (@kimetsu_off) December 26, 2020
入場者特典として「無限列車切符風アクリルキーホルダー」の配布いたします。
※第4弾「キャラクターデザイン:松島晃描き下ろしメモリアルボード」はもらえませんのでご注意ください。 pic.twitter.com/PYfXlA1znK
なお、チケットの価格差があるため、興行収入のランキングと観客動員数のランキングは一致しないことがありますが、「千と千尋の神隠し」が2020年夏の再上映分抜きで2350万人、「鬼滅の刃」は2404万人とのことなので、仮に再上映分を入れても、観客動員数1位も「鬼滅の刃」が抜いたものとみられます。
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