Appleの自動運転車は早くても2025年の登場になると有名アナリストが主張
「2024年までについにApple製の自動運転車が生産開始となる」とロイター通信が報じていましたが、Apple関連の確度の高い予測やリーク情報でおなじみのミンチー・クオ氏は、Appleの自動運転車は早くても2025年まで登場しないとしています。
Apple Car arriving in 2025 at the earliest, says Ming-Chi Kuo | AppleInsider
https://appleinsider.com/articles/20/12/27/apple-car-arriving-in-2025-at-the-earliest-says-ming-chi-kuo
2020年12月22日、ロイター通信はAppleの自動運転車開発プロジェクトであるプロジェクト・タイタンに携わる匿名の社員から入手した情報として、「画期的なバッテリー」を搭載した自動運転車を2024年までに生産開始すると報じていました。
Apple製の自動運転車は2024年についに生産開始か - GIGAZINE
さらに、「台湾のサプライチェーン」を主張する人物からのリーク情報も報じられており、ここでは「Appleの自動運転車を2021年9月に出荷するために生産が進められている」と記されていました。
Apple Car加速 台鏈總動員 | 產業熱點 | 產業 | 經濟日報
https://money.udn.com/money/story/5612/5108191
これらの情報を踏まえ、アナリストのミンチー・クオ氏は「Apple製の自動運転車はどれだけ早くても2025年までは登場しないだろう」という予測を発表。クオ氏はAppleのプロジェクト・タイタン関連の誇大宣伝を信じないようにと警告しており、「発売スケジュールについての報道は不確実」であると主張。「車両のサプライヤーや仕様はまだまだ欠如」しており、「電気自動車および自動運転車市場におけるAppleの競争力はまだまだ不確実」であると指摘し、発売時期はまだまだ先になるとしています。
クオ氏は「電気自動車および自動運転車市場の変化とAppleの高い品質基準を考慮すれば、Apple製の自動運転車の発売が2028年まで延期されることになっても驚きません」と指摘し、2025年という予測は「すべての物事がスムーズに進んだ場合の最速のスケジュール」であり、発売がそれよりも遅くなるケースは往々にしてあると予測しています。
また、「最近報じられている内容は市場による推測に過ぎず、実際のプロジェクト・タイタンに関与しているサプライヤーの声ではありません」と記し、まだまだ技術的な仕様が固まっていないAppleの自動運転車がいつ発売されるかを予測するのは「時期尚早です」と記しました。
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