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Twitterがライブ配信アプリのPeriscopeを2021年3月までに終了


Twitterが2021年3月31日にライブ配信アプリ「Periscope」を終了すると発表しました。ただし、終了するのはあくまで「単体アプリとしてのPeriscope」であり、今後はTwitterから直接ライブ配信が可能です。

Farewell, Periscope | by Periscope | Dec, 2020 | Medium
https://periscope.medium.com/farewell-periscope-164db2742b7c


Periscopeの開発チームによると、Periscopeは過去2年間で使用量が激減しており、その結果アプリをサポートするためのコストが年々高まっているとのこと。そのため、開発チームはPeriscopeの現状を「持続不可能なメンテナンス状態」と説明しています。それでもPeriscopeのようなライブ配信ツールの有効性を「信じている」として、Periscopeのコア機能のほとんどを「Twitterに取り入れてきた」とも説明しています。なお、開発チームは「2020年に起きたさまざまな出来事がなければ、Periscopeの終了はもっと早いタイミングで起きたでしょう」とも記しており、アプリとしての終了は既定路線だった模様。

Periscopeアプリは2021年3月までにApp StoreやGoogle Playといったアプリストア上から削除される予定で、2020年12月15日以降は新規アカウント作成もできなくなるとのこと。なお、Periscopeでのこれまでの配信は2021年3月のアプリ終了まで公式サイト上からアーカイブをダウンロードすることが可能で、Twitterで共有された配信はその後もアーカイブが保存されることとなる模様。


Periscopeの開発チームは「Periscopeにさよならを言うべき時が来ましたが、Periscopeの遺産はアプリの境界を越えて残り続けます。我々開発チームの精神とインフラストラクチャー機能は、すべてTwitterに浸透しており、ライブ配信機能はTwitter内でより多くの視聴者を獲得できるようになる可能性があると確信しています」と記しました。

なお、開発チームは「活気のあるコミュニティを作成するために時間と労力を費やしてくれたすべての人に感謝したいと思います。我々はPeriscopeの開発でたくさんのことを学び、素晴らしい経験を共有し、忘れられない瞬間を目撃することができました。他の人々に愛されるものを構築することに心と魂を注ぐことは、本当に名誉なことでした。どうもありがとうございます」とこれまでPeriscopeを支えてくれたユーザーや開発者に感謝を述べています。

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in モバイル,   ソフトウェア, Posted by logu_ii