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Microsoftの次世代ゲーム機「Xbox Series X」をバラバラに分解して中身をのぞいてみた


4K・最大120Hz出力が可能なMicrosoftの次世代ゲーム機「Xbox Series X」が2020年11月10日に発売されました。内容物の確認実際のプレイときて、次はぜひどんな中身なのかをこの目で見てみたい!ということで、実際に予約してゲットしたXbox Series Xをバラバラに分解してみました。

まったく新しい Xbox Series X | Xbox
https://www.xbox.com/ja-JP/consoles/xbox-series-x

予約していた店で受け取ってきたXbox Series X。


Xbox Series Xの本体や内容物については、以下の記事にまとめています。

Microsoftの次世代機「Xbox Series X」開封の儀、4K・120FPSを可能にする黒い直方体をじっくり観察してみた - GIGAZINE


これがXbox Series Xの本体です。


Xbox Series Xを分解するために、「iFixit」の専用修理キットとドライバーを用意しました。


まずは背面にあるステッカーをはがします。


トルクスネジが1本あったので、ドライバーで外します。


さらに背面底部にあるプラスチック板をはがし、隠されていたトルクスネジを外します。


天面のメッシュ部分に引っかかっている爪をぐいっと押し込みながら、背面パネルを外します。


パカリ


中身はこんな感じで、ぎっしりとパーツが詰まっていてかなりの密度。


一番上部にある空冷用の静音ファンの隅には、Microsoftの人気シューティングゲーム「Halo」シリーズの主人公であるマスター・チーフの顔が刻まれていました。


ファンを固定するネジを外し……


電源ケーブルを抜きます。


静音ファンをするりと抜き出すことができました。


続いて底面にあるゴム製の円盤を外します……が、回しても全く動きそうにありません。


箱の内側から固定する爪を発見。マイナスドライバーで持ち上げながら回すことで、ゴム製の円盤は外れます。


外すとこんな感じ。


目に見えるネジをすべて外していきます。


次に、「DISC」と書かれたプラスチックカバーを外します。この奥にはXbox Series Xの光学ディスクドライブがある模様。


さらにドライブの電源を抜きます。


光学ディスクドライブを外すことができました。


銀色のケーブルは両面テープでケースに固定されているので剥がします。


ずるりと中身を引き出すことに成功。


引き出す際にケーブルを抜いておいた、電源スイッチの基板。


中身をぐるりと縛るようなベルトはゴム製で、簡単に外すことができました。


とりあえず見えるネジは全部外していきます。


側面に固定されているWi-Fiモジュールらしき基板を外し……


金属製のフレームを外します。


グッと持ち上がるのは電源ユニット。


電源ユニットから延びるケーブルがプラスチック製のパーツで固定されているので外します。


電源ユニットの取り外しに成功。


ダイキャスト製のフレームを挟んでマザーボードとヒートシンクが固定されているので、ネジを外していきます。


横から食い込むように刺さっていた基板をそっと持ち上げて取り外し……


金属製のカバーを外します。


茶色いケーブルを外し……


取り外した基板がこれ。


Xbox Oneのロゴが描かれたチップがありました。


ヒートシンク周りのネジも外していきます。


ダイキャスト製のフレームを外すことに成功。穴の開いた金属製のシールドが基板の大部分を覆っています。緑色の粘土は触ると冷たく、CPUのグリスのように熱伝導性の高い材質となっている模様。


ダイキャスト製のフレームはこんな感じ。


基板をかむシールドのツメをすべてマイナスドライバーでぐっと持ち上げて……


パカリ


X字状のシールドを支えるアームを取り外していくと……


ヒートシンクを外すことができました。


ヒートシンクの下にはメイン基板があり、中央にはXbox Series XのSoCが、その周りにはメモリが並んでいます。


メイン基板の隅には、マスター・チーフの顔がプリントされていました。


メイン基板の裏にシールドで覆われている部分があったので、マイナスドライバーでツメを持ち上げて外してみると……


SSDが収まっていました。


見たところM.2接続になっている模様。


ネジを外してそっと引き抜くと、無事SSDを取り外すことができました。


これはメイン基板の横についていた、コントローラー接続用USBの基板。USBコネクタの横には小さなスイッチがあり、手前にはセンサーがあります。


この基板にはプラスチック製のパーツがついており、以下のような感じでケースがセンサーを守りながら、プラスチックのバネでケースの一部がスイッチを押す仕組みになっています。


そんな感じで全部バラバラにすることができました。分解作業はおよそ3時間。ツメでかっちり固定されている部分があり、複雑に組み合わさっていることもあって、道具を使ってもなかなか外すのに苦労する場面も多くありました。


使われていたネジは全部でこれだけ。


続いてそれぞれのパーツをじっくり見ていくので、乞うご期待。

・つづき
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in レビュー,   ハードウェア, Posted by log1i_yk

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