2020年アメリカ大統領選挙の投票日に人々はどの程度ポルノを求めていたのか?
民主党候補のジョー・バイデン氏の勝利で終わった2020年のアメリカ大統領選挙は、現職のドナルド・トランプ大統領の行く末に全世界が注目する事態となりました。そのアメリカ大統領選挙の期間中、世界最大のポルノサイトであるPornhubの利用者数がどのように変化したかなどを、Pornhubがまとめています。
2020 Election Day Insights – Pornhub Insights
https://www.pornhub.com/insights/2020-election-day
以下のグラフは、通常時とアメリカ大統領選挙の投票日である11月3日のトラフィック比を示したもの。早朝(4時)から午前中は通常時よりもPornhubへのトラフィックが多くなっており、6時台には通常時と比べて14%も多いトラフィックを記録しています。一方で、14時以降は通常時よりもトラフィックが減っており、通常時と比べて最もトラフィックが少なかったのは18時台(11%減)です。なお、投票日の翌日にはトラフィックが通常時よりも増加しており、3時台には再び14%増を記録しています。
通常時と投票日のトラフィック比を男女別に示したのが以下のグラフ。青線が男性、紫線が女性のトラフィック比を示した線です。通常時と比べて男性のトラフィック比が最も増加した時間帯は、投票日の翌日である4日の3時台(17%増)で、逆に最も減少したのは3日17時台(10%減)。女性の場合、トラフィック比が最も増加した時間帯は3日の6時台(6%増)で、逆に最も減少したのは3日の17時台(17%減)でした。
以下のグラフは通常時と投票日のトラフィック比を、支持政党別でまとめたもの。民主党支持者は赤線、共和党支持者は青線で記されています。通常時と比べて民主党支持者のトラフィック比が最も増加した時間帯は、投票日の翌日である4日の3時台(16%増)で、逆に最も減少したのは3日18時台(14%減)。共和党支持者の場合、トラフィック比が最も増加した時間帯は3日の6時台(18%増)で、逆に最も減少したのは3日の23時台(10%減)でした。
以下のグラフは通常時と投票日のトラフィック比を、州別でまとめたもの。以下のグラフはフロリダ州(緑)、アリゾナ州(紫)、ウィスコンシン州(黄)、ノースカロライナ州(赤)、ペンシルバニア州(青)のトラフィック比を示しています。全体的にトラフィック比の変化は似たような推移を示していますが、アリゾナ州は3日19~23時という時間帯に通常時よりもトラフィックが増加し、4日0~3時には通常時よりもトラフィックが激減、さらに4日4~6時には通常時よりもトラフィックが激増するという、特殊な変化を記録。
以下のマップは州別に通常時と投票日のトラフィック比(18時以降の時間帯)を示したもの。ほとんどの州が通常時よりもトラフィックを減少させている中、ハワイ州(10%増)やアリゾナ州(9%増)ではトラフィックが増加しています。
通常時と投票日のトラフィック比(18時以降の時間帯)をグラフで示したものが以下。通常時よりもトラフィックが増加しているのは、テキサス州(0.9%増)・オクラホマ州(1.1%増)・コロラド州(1.1%増)・インディアナ州(1.9%増)・ニューメキシコ州(2.7%増)・アリゾナ州(8.9%増)・ハワイ州(9.8%増)の7州のみ。逆に通常時よりもトラフィックが特に減少(10%以上減少)しているのは、コロンビア特別区(13.5%減)・ノースカロライナ州(12.4%減)・サウスカロライナ州(12.2%減)の3州です。
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