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世界最大のアダルトサイトPornhubは「2020年大統領選討論会」の影響をどのように受けたのか?

by Prachatai

アメリカ合衆国大統領選挙討論会は二大政党である共和党と民主党の公認候補が一騎打ちで舌戦を繰り広げるという公開討論会です。大統領選討論会は基本的に大統領選挙に向けた「最後の直接対決」という位置づけであり、選挙結果を左右するほど影響力が大きいといわれています。そんな大統領選討論会から受けた影響について、世界最大のアダルトサイトPornhubが自社のビッグデータに基づいた分析を公開しています。

Trump vs Biden 2020 Presidential Debate – Pornhub Insights
https://www.pornhub.com/insights/2020-presidential-debate

現地時間2020年9月29日夜、共和党現職のドナルド・トランプ大統領と民主党のジョー・バイデン候補が2020年アメリカ合衆国大統領選挙に関する1回目の大統領選討論会を行いました。この討論会の中で両候補が展開した、新型コロナウイルス感染症対策や経済政策、人種差別問題などに関する持論は以下で詳しく解説されています。

第1回テレビ討論 トランプ、バイデン両候補 初の直接対決|アメリカ大統領選挙2020|NHK NEWS WEB
https://www3.nhk.or.jp/news/special/presidential-election_2020/report/situation/situation_23.html


Pornhubの報告は、2020年9月29日に実施された第1回討論会がPornhubのトラフィックに与えた影響に関する分析です。報告によると、アメリカからPonrhubに流れ込むトラフィックは、第1回討論会中に通常時のマイナス18.5%を記録。討論終了後にトラフィックは急速に回復し、東部標準時の23時には通常時のプラス5.2%に達しました。


こうしたトラフィックからアメリカ国民が第1回討論会に高い関心を示したことが浮き彫りになっています。しかし、Pornhubは興味深いポイントとして、「各州では反応が異なった」という点を指摘。ミシガン州やペンシルバニア州などは第1回討論会のさなかにトラフィックが20%以上も減少した一方、ニューメキシコ州やバージニア州でのトラフィック減少は10%程度にとどまったと報告しました。全体的には、西部・南部ではトラフィックの減少率は低かったものの、北部・東部では減少率は高かったという傾向がみられました。


Pornhubは、各州の減少率と、その州において主要な支持政党と照らし合わせるという比較を実施。この比較によって、共和党と民主党の支持率が拮抗している「スイング・ステート(激戦州)」では、トラフィックの減少率が特に高かったことを発見しました。以下は州ごとのトラフィックの減少率を棒グラフで示した画像です。激戦州は黄色の丸印、共和党が優勢な州は赤色の丸印、民主党が優勢な州は青色の丸印が付けられています。減少率上位は1位から4位まで全てが激戦州。共和党優勢の州は全体的にトラフィックの減少率が低く、討論会に対する注目度が比較的低かったことが明白です。


続いては、討論会終了後のトラフィックの回復に関するグラフです。討論会終了後は民主党優勢の州からのトラフィックの増加が特に著しく、民主党支持が主要なコネチカット州では通常時の15.1%増という驚異的な数値に。これについてPornhubは「コネチカット州は討論終了後に最も興奮していたと思われる」と記しています。対して共和党優勢の州は討論終了後もトラフィックの回復はおとなしいままで、カンザス州に至っては通常よりもトラフィックが2.6%減った状態でした。


アメリカ大統領選討論会に興味を示したのはアメリカ国民だけではありません。Pornhubの調査によると、第1回討論会のさなかには、イタリアからのトラフィックは18%減、スペインは13%減、台湾は11%減、カナダは10%減、パラグアイは9%減、ポルトガルは8%減、フランスは6%減、イギリスは5%減、プエルトリコは4%減を記録したとのこと。世界が注目する2020年アメリカ大統領選挙は、日本時間で2020年11月4日に実施されます。

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in ネットサービス, Posted by darkhorse_log

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