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トランプ大統領のツイートを分析した結果「寝不足で怒りっぽくなっている」ことが判明

by Gage Skidmore

睡眠不足は集中力・記憶力・気分などに影響を与えることが過去の研究から判明しており、過度な睡眠不足ではなくとも、6時間睡眠を続けるだけで人のパフォーマンスは徹夜に匹敵するほど落ちるといわれています。そこで新たにコロンビア大学の研究チームが、過激な発言でSNSの検閲問題にまで発展しているトランプ大統領のTwitter投稿を分析することで、トランプ大統領の就寝時間でパフォーマンスが予測できると発表しました。

Later bedtimes predict President Trump’s performance - ScienceDirect
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0165176520303554

Analysis of Trump's tweets shows he's sleeping less, and getting angrier
https://www.psychnewsdaily.com/analysis-of-trumps-tweets-show-hes-sleeping-less-and-getting-angrier/

コロンビア大学の経済学教授であるダグラス・アーモンド氏とシンミン・デュ氏は、2017年1月24日から2020年4月10日までに行われたトランプ大統領のツイートを「睡眠時間」の指標として利用し、分析を行いました。通常時、トランプ大統領は午前6時にツイートを開始し、2~3時間に1度投稿を行い、1日の平均ツイート回数は10回だったとのこと。


毎朝6時ごろに起床するというトランプ大統領の行動は2017年から2020年の間で一貫していますが、一方で夜11時から深夜2時までに行われるTwitterアクティビティは317%も増加したことがわかりました。大統領に就任して間もないころ、トランプ大統領が行う夜遅くの投稿は週1回程度でしたが、2020年4月には週3回にまで増加しました。その週3回における平均投稿時間は深夜0時6分だと研究では示されています。

以下のグラフは縦軸が「30分内の平均ツイート数」、横軸が「時間」を示します。2017年(青)、2018年(赤)、2019年(緑)、2020年(オレンジ)のグラフを見ると、いずれもツイート数が増加し始める時間はほぼ一致しています。


一方で、横軸を22時から朝7時までに限定すると、22時から深夜1時までの投稿が、2019年・2020年は、2017年・2018年よりも増加していることがわかります。


アメリカ疾病予防管理センターは65歳以上の成人に対し7~8時間の睡眠を推奨していますが、この研究結果で推測される、トランプ大統領の睡眠時間は少なくとも週3日は6時間以下です。

さらに研究者は、深夜までツイートを行っていた翌日、トランプ大統領のツイートは平均して「いいね」が7400回少なく、リツイートが1300回少なく、またリプライが1400回少ないことを明かしています。これはツイートのパフォーマンスが6.5~8%少ないことを意味しており、人が共鳴する内容を投稿しづらい傾向にあるとのこと。

加えて、ツイートに含まれる単語から「感情」を分析したところ、トランプ大統領の投稿全体のうち「幸せ・満足」が占める割合は88%だった一方で、深夜まで投稿していた日の翌日は、「幸せ・満足」の占める割合が5%減少すると示されました。その代わり、「怒り」が占める割合は3%増加したそうです。

幸せや満足といった感情がツイートに占める割合を横軸、2017年から2020年までの時間を横軸にしたグラフがこれ。2020年に入って少しグラフが上昇傾向に持ち直しているものの、それ以外は大統領就任から一貫して下がってきているという傾向も見てとれます。


この研究結果は実際のトランプ大統領の公開スケジュールとTwitter投稿を基としていますが、必ずしも実際の睡眠時間と一致しているわけではないという点に注意が必要。しかし、研究者は「私たちの研究において、大統領の最初の任期において睡眠時間が短くなることと、睡眠不足によるパフォーマンスの低下のパターンは一環していました」「もし大統領の睡眠時間が最適化されていないとすれば、これは解決すべき問題です」と指摘しています。

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in メモ, Posted by logq_fa

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