サイエンス

ツイートに現れる心理的傾向は一日の時間帯と大きく関連していることが明らかに


By Maciej Meller

毎日Twitterにつぶやかれている膨大な量のツイートの内容を分析した結果から、人々が投稿している内容や言葉のチョイスは時間によって強く影響を受けているということが明らかになっています。。

Diurnal variations of psychometric indicators in Twitter content
http://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0197002

この研究は、ブリストル大学の研究チームによって実施されたものです。チームは、イギリス国内からTwitterに投稿された実に8億ツイート・70億ワードという膨大な量のツイートを1時間ごとの時間軸に区切って分析することで、それぞれの時間における発言内容や使われている単語の傾向を調査しました。

今回の研究では、過去4年分のツイート内容がサンプリングされ、AIを使って特定の言葉や絵文字がどの時間に多く用いられているかの分析が行われました。この時、クリスマスやお正月など、社会全体のムードが大きく変化する時期は調査の対象から省かれています。

対象期間において用いられた単語は、「death(死)」「「money(お金)」「they-pronouns("やつら"的発言)」「negation(否定)」など、73項目の心理的指標に基づいて分類されました。


二日分・48時間にわたる時間の流れを横軸で表し、73の指標を縦軸に並べて多く使われている時間帯を赤く示した以下の表からは、それぞれの指標がもっとも多く使われている時間帯には一定の傾向があることを感じ取れます。


指標の一部はこんな感じ。


それらの要素を赤色(ポジティブ)と青色(ネガティブ)で色分けし、使用頻度を線グラフ化したのが以下の資料。「motion(動き)」や「drives(活力)」「achievement(達成)」を示す単語は午前5時から6時ごろの時間帯にピークを迎え、お昼から夕方、夜にかけて緩やかに減少していることがわかります。一方、「negations(否定)」や「netspeak(ネット用語)」のような要素を持つ単語は、朝3時ごろにピークを迎えた後に午前7時ごろをめがけて急激に落ち込み、その後は徐々に深夜の時間帯に向けて増加している様子がよくわかります。


そしてそのサイクルを分析したところ、その波は地球が24時間かけて1回転する概日周期と共通する特徴を備えていることを発見しました。


研究を率いた、ブリストル大学でAI分野の研究を進めるネロ・クリスティアニーニ教授は、「メディアに投稿されたコンテンツを正しく分析することで、社会的、生物学的の両面に関する科学における有用な情報を得ることができます。今後はさらにこの分析内容を突き詰めて、より多くの内容をつかみたいと考えています」と述べています。

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