無料で2D＆3Dの間取り図を作成できる「Floor Plan Creator」を使ってみた

「Floor Plan Creator」はダウンロード不要かつ無料の間取り図作成ツールです。2Dの間取り図から3Dの部屋を生成できるので、ドールハウスのイメージ図やマンガやイラストの参考資料などとしても使えそうなソフトウェアとなっています。記事作成時点でウェブブラウザ版とAndroid版がリリースされており、今回はウェブブラウザ版を使ってみました。

Floor Plan Creator
https://floorplancreator.net/

「Floor Plan Creator」を使用するには、上記のURLにアクセスして「Create a project」をクリック。

すぐに間取り図の編集画面が表示されます。

右側にあるメニューバーから間取りの編集が可能で、ベースとなる部屋の形は正方形(Square room)・L字(L-shape room)・U字(U-shape room)・T字(T-shape room)から選択できます。

試しに正方形の部屋をクリックして配置してみるとこんな感じ。広さ16平方メートル、壁の厚み37cmの部屋が生成されます。

部屋をクリックすると四隅と壁の中央にカーソルが表示されます。カーソルをドラッグすることで部屋の広さを調節可能。

壁の内側の辺を選択すると、画面左上に壁の長さ・厚みを編集する画面が表示されるので、数値入力で部屋の広さを調節することもできます。

メニューからペンのマーク(Walls)を選択すると、フリーハンドで線を引いて壁を付け足せます。

線がぐにゃぐにゃでも自動でまっすぐな壁が生成されました。

壁だけでなく、ドアや窓、家具なども配置可能。家具を配置するには、メニューバー上部にあるプルダウンをクリック。

用途別にカテゴリ分けされているので、たとえば「Doors＆windows(ドアと窓)」をクリックすると……

メニューがドアと窓の一覧に変更されます。

配置したいものをドラッグ＆ドロップすることで、オブジェクトを部屋に追加可能。

「Living(リビング)」のカテゴリからはソファやテレビなどを配置できます。

「General(全般)」カテゴリはテーブルや棚、シーリングファンなど。

左側のメニューから「3D」をクリックすれば、作成した間取り図を3Dモデルで確認することもできます。

3Dモデルの表示は以下のような感じ。家具の色はすべて白で統一されていました。

視点を変えて上から見るとこんな感じ。

また、右上にある「Save」をクリックすれば、作成した間取り図を保存しておくことも可能。

なお、間取り図の保存には会員登録が必要なので、初めて保存する際は以下の画面が表示されます。会員登録する場合は「Sign-up」をクリック。

登録したいメールアドレスとパスワードを入力して「SIGN-UP」をクリックすれば会員登録完了です。

会員登録完了後は間取り図作成画面に戻るため、保存がうまくいったか確認するには左上の赤枠で示したアイコンをクリックします。

ホーム画面が表示され、以下のように作成した間取り図を確認できます。

なお、無料版で保存できる間取り図は1件のみ。「Floor Plan Creator」は無料版のほか、月額税込596円のスタンダード版、月額税込835円のプロ版があり、有料版では保存件数も増え、CAD向けのファイル出力などもできるようになります。