ネットサービス

Amazonがライブストリーミング機能「Amazon Interactive Video Service」をリリース、ウェブサイトやアプリへ動画を直接配信可能に


Amazonがライブストリーミング機能をウェブサイトやスマートフォンのアプリケーションに実装できる「Amazon Interactive Video Service(IVS)」をリリースしました。IVSを利用する事で、TwitchやYouTube Liveといったストリーミングプラットフォームを利用することなく、自身が開発したウェブサイトやアプリで動画を直接配信することが可能になります。

Amazon Interactive Video Service
https://aws.amazon.com/jp/ivs/


Amazon Interactive Video Service – Add Live Video to Your Apps and Websites | AWS News Blog
https://aws.amazon.com/jp/blogs/aws/amazon-interactive-video-service-add-live-video-to-your-apps-and-websites/

IVSではストリーミングを「チャネル」と呼ばれる単位で管理しており、ソフトウェア開発キット(SDK)を用いてライブストリーミングをウェブサイトやiOS、Androidのアプリに直接実装することができます。IVSは配信時の遅延が2~3秒と低遅延である点と、時間が記録されたメタデータを配信する動画に追加できる点が特徴であり、新製品の発表時にストリーミング画面上に製品情報を表示したり、紹介している商品を画面上から購入できる「今すぐ購入」ボタンを表示したりするといった、柔軟なライブストリーミングの実装が可能になるとのこと。

AWSのマネジメントコンソールで「Amazon Interactive Video Service」と検索すると、IVSの利用を始めることができます。


記事作成時点では、IVSはアジアパシフィック (東京)リージョンには対応しておらず、欧州 (アイルランド)、米国東部 (バージニア北部)、米国西部 (オレゴン)のいずれかのリージョンを選択する必要があります。


リージョンを選ぶとIVSのコンソール画面が表示されるので「チャネルの作成」をクリック。


チャネルの設定を行います。チャネルには「標準」と「ベーシック」のチャネルタイプがあり、標準は最大フルHD、ベーシックは最大SD画質での動画配信が可能。動画のレイテンシー設定には「超低レイテンシー」と「標準レイテンシー」の2種類があり、視聴者とリアルタイムでやり取りしたい場合は「超低レイテンシー」が適しているとのこと。設定が完了したら「チャネルの作成」をクリックします。


チャネルを作成すると「ストリーム設定」用のRTMP URLと「再生設定」用のURLが表示されます。OBSXSplit Broadcasterなどのストリーミングソフトウェアで、配信先にストリーム設定用のURLを指定すると、動画を配信することができるというわけです。


AWSのプリンシパル・アドボケイトを務めるMartin Beeby氏は、XSplit Broadcasterを用いてライブストリーミングを行う例を公開しています。XSplit Broadcasterで配信を行う場合は、配信先に「Custom RTMP」を設定しています。


Beeby氏は画像のようにXSplit Broadcasterの配信を設定。RTMP URLにはIVSの管理画面に表示されていたストリーム設定用URLを入力します。


配信を開始すると……


IVSのコンソール画面に動画が配信されているのが確認できます。


IVSの開発チームはCodePen上にIVSを検証するためのサンプルプロジェクトを立ち上げており、JavaScript内の「playbackUrl」変数に再生設定用のURLを指定すれば、配信のテストが可能とのこと。


メタデータやSDKを利用すれば、視聴者にアンケートを実施するなどの双方向のやりとりも可能となっています。


IVSは入力された動画の合計時間と、視聴者に配信された動画の合計時間に基づいて、従量課金制の価格設定が行われており、チャネルタイプ層配信時間によって価格が異なります。例えば、北米リージョンに作成した標準チャネルタイプに2時間の1080p動画を入力し、100人に対してSD画質で、50人に対してHD画質で、50人に対してフルHD画質で配信した場合の料金は以下のように計算されます。

・動画の入力にかかる費用:2ドル(約215円) × 2時間 = 4ドル(約430円)
・SD画質の配信にかかる費用:0.0375ドル(約4円) × 2時間 × 100人 = 7.5ドル(約800円)
・HD画質の配信にかかる費用:0.075ドル(約8円) × 2時間 × 50人 = 7.5ドル(約800円)
・フルHD画質の配信にかかる費用:0.15ドル(約16円) × 2時間 × 50人 = 15ドル(約1600円)

・合計:4ドル(約430円)+7.5ドル(約800円)+7.5ドル(約800円)+15ドル(約1600円)=34ドル(約3630円)


なお、詳細な利用料金は下記で確認することができます。

Amazon Interactive Video Service Pricing
https://aws.amazon.com/jp/ivs/pricing/

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
バーチャルYouTuberに誰でもウェブカメラを使ってなれる無料ツール「Hitogata」を使ってみました - GIGAZINE

Twitchが手軽に配信が可能になる独自ソフト「Twitch Studio」のベータテストを開始 - GIGAZINE

新型コロナウイルスによってゲーム系ライブストリーミングの総視聴時間が1カ月で50%近くも急増 - GIGAZINE

ムービーを同期再生しつつリアルタイムチャットができる実況向けFirefox・Chrome拡張機能「Metastream Remote」 - GIGAZINE

Microsoftのゲーム実況プラットフォーム「Mixer」が終了、ユーザーはFacebookに移行へ - GIGAZINE

in ネットサービス, Posted by log1n_yi

You can read the machine translated English article here.