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Instagramがお金を稼げる新機能「バッジ」と「IGTV広告」を発表


Instagramがライブ配信機能「Instagram Live」や、ムービー投稿アプリ「IGTV」の機能を拡張し、クリエイターによる収益化を強化する方針を打ち出しました。

Doing More to Support Creators on Instagram | Instagram Blog
https://about.instagram.com/blog/announcements/supporting-creators-on-instagram/

Instagram will share revenue with creators for the first time through ads in IGTV - The Verge
https://www.theverge.com/2020/5/27/21271009/instagram-ads-igtv-live-badges-test-update-creators

Instagramは2020年5月27日に、クリエイターの収益増につながる新機能である「バッジ」と「IGTV広告」を発表しました。1つ目の「バッジ」は、Instagram Liveを再生中の視聴者の名前の横にバッジとしてハートマークが表示される機能です。視聴者は、このバッジを購入することで配信者を応援することが可能になります。


バッジは0.99ドル(約106円)、1.99ドル(約214円)、4.99ドル(約537円)の3種類です。バッジを購入した視聴者のコメントは目立つように上位に配置されるほか、配信者がアクセス可能なバッジ所有者のリストに名前が掲載されるなどの特典があるとのこと。ただし、視聴者がバッジを購入できるのは1つの配信につき1回のみなので、視聴者がどんどんバッジを購入して配信者をあおるようなことはできない仕組みです。

バッジ機能のテストは6月中にスタートします。当面は一部のクリエイターグループを対象としたテストにとどまりますが、数カ月以内にアメリカ、ブラジル、イギリス、ドイツ、フランス、イタリア、トルコ、スペイン、メキシコなどに実装される予定とのこと。日本のユーザー向けに実装されるかどうかや、その時期は記事作成時点では不明です。

2つ目の機能は「IGTV広告」です。ユーザーが「Watch IGTV Video」をタップしてムービーの視聴を開始すると……


広告のムービーが再生されます。これにより、ムービーの投稿者が広告収入を得ることができます。


広告はスマートフォンアプリに実装され、再生時間は最長で15秒ほど。また、広告をスキップする機能の導入も検討されています。Instagramによると、広告収入のうち少なくとも55%はクリエイターの収入になるとのことです。この機能は6月上旬からアメリカの少数のクリエイターグループと企業によりテストされ、その後順次対象地域が拡大される予定です。

Instagramは発表の中で「私たちは常にクリエイターのサポートに力を入れています。多くの人が不確実な状況に直面している今日においては、この取り組みはこれまで以上に重要です」「これらの機能の実装は、クリエイターがお金を稼ぎ、ビジネスを成長させる方法を提供する上で大きな前進です。テストを行ってフィードバックを集めることで、Instagramで活躍するクリエイターをサポートする方法をさらに多く見つけたいと思います」とコメントしました。

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in モバイル,   ソフトウェア,   ネットサービス,   動画, Posted by log1l_ks

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