ネットサービス

WikiLeaksのTwitterアカウントがアサンジ被告の身柄引き渡し審理直前にロックされる


数々の機密情報を告発してきたことで知られる「WikiLeaks」のTwitterアカウントが、創設者であり、「アメリカの軍事機密を公開した」罪に問われているジュリアン・アサンジ被告の、イギリスからアメリカへの身柄引き渡し審理が行われる直前になってロックされたことがわかりました。その後、ロックは解除されていますが、Twitterに対して、特定のアカウントを意図的に沈黙させようとしたものではないかと疑いがかけられています。

WikiLeaksさん (@wikileaks) / Twitter
https://twitter.com/wikileaks

WikiLeaksのTwitterアカウントがロックされていることは、WikiLeaksのジャーナリスト、Kristinn Hrafnsson氏のツイートによって明らかになりました。Hrafnsson氏によると、通常の手順でのアカウント再開の試みはすべてうまくいかず、一方で、問題を解決できるTwitterの担当者に連絡を取ることもかなわなかったとのこと。


この状態にTwitterがいつ気づいたかは不明ですが、Hrafnsson氏の報告から約9時間後になって、WikiLeaks公式Twitterアカウントの問題が解決したことが報告されました。


今回のロックが何らかのシステムの不具合であったとしても不思議ではありませんが、ちょうど、WikiLeaksの創設者であり、「アメリカの軍事機密を公開した」としてアメリカが身柄引き渡しを求めているジュリアン・アサンジ被告の、イギリスからアメリカへの身柄引き渡し審理の直前でというタイミングであることから、物議を醸しています。


2016年にWikiLeaksが民主党全国委員会のサーバーから取得した数千件のメールを公開した際、「#DNCLeaks」というハッシュタグがトレンドに入ったにも関わらず、Twitterは一時的にトレンドから非表示にしたことでユーザーから激しい抗議を受け、表示を元に戻したという一件があり、一部からは、今回も何か不都合な事情があったためにロックしたのではないかと疑いをかけられています。

Why Did Twitter Just "Lockdown" WikiLeaks Account? | Zero Hedge
https://www.zerohedge.com/technology/why-did-twitter-just-lockdown-wikileaks-account

Twitterのジャック・ドーシーCEOは、操作疑惑に対して「False.」と否定したとのことです。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
TwitterのAndroid版アプリでアカウントに不正アクセス可能な脆弱性が判明、最新版で脆弱性は修正済み - GIGAZINE

「世界のリーダー」でもTwitterルールに違反すればツイートのいいね・リプライ・リツイートなどができなくなると発表 - GIGAZINE

フェイクニュースを拡散するのはTwitterボットではなく普通の人と判明 - GIGAZINE

Twitterが新機能テスト用のプロトタイプアプリ「twttr」をリリース - GIGAZINE

Twitterでの番組の評判を番組作りに活かすNHKのつぶやき解析技術 - GIGAZINE

in ネットサービス, Posted by logc_nt

You can read the machine translated English article here.