Twitterが新機能テスト用のプロトタイプアプリ「twttr」をリリース
2019年3月11日、Twitterが一部のユーザーに向けて新機能をテストするためのプロトタイプアプリ「twttr」を公開しました。
Twitter’s new prototype app ‘twttr’ launches today | TechCrunch
https://techcrunch.com/2019/03/11/twitters-new-prototype-app-twttr-launches-today/
Twitter launches new beta testing app 'Twttr' - 9to5Mac
https://9to5mac.com/2019/03/11/twitter-beta-app-sign-up/
Twitterの公式サポートアカウントが、「Twitterの新しい機能を構築するための助けをしてくれますか?我々はTwitter上でより簡単に読んだり理解したり会話に参加したりできるようになることを望んでおり、ユーザーがどのようなことを考えているのかぜひ知りたいです。サインアップして我々の最初の新しいプロトタイプアプリ『twttr』を試してください」とツイートし、新機能をテストするためのプロトタイプアプリ「twttr」をリリースしたことをアナウンスしています。
Want to help us build some new Twitter features?
— Twitter Support (@TwitterSupport) 2019年2月20日
We want it to be easier to read, understand, and join conversations — and we’d love to know what you think.
Sign up to be one of the first to try out our new prototype app, twttr. #LetsHaveAConvo
サインアップしてtwttrを利用するには以下のページからユーザー名などの情報を入力する必要があります。
Twitter Prototype Program Application Form
プロトタイププログラムへの参加登録が完了すると、「今後数週間以内により詳細な情報が入手できること」そして「プロトタイププログラムは記事作成時点ではiOSでのみ利用可能であること」が記された画面が表示されます。なお、プロトタイププログラムへの参加が承認された場合は、AppleのTestFlightからtwttrをインストールできるようになるとのこと。
SalesforceのCEOでありTwitterのボードメンバーでもあるBret Taylor氏は一足先にtwttrを入手したようで、アプリアイコンが以下のようなデザインであることを明かしています。
I am speaking to you from the future! pic.twitter.com/MKHZRjV61o
— Bret Taylor (@btaylor) 2019年2月28日
海外メディアのTechCrunchによると、最初にtwttrでテストされる機能は「Twitter上での会話と返信のデザイン」で、これは2018年8月頃から行われていた新しいユーザーインターフェスのテストの延長線上にあるものとみて間違いありません。
以下がtwttrでテストされている新しい会話重視のインターフェース。各ツイートが丸みを帯びた形状をしており、これまでよりもほかユーザーとの会話がはっきりとわかるようなデザインに変更されています。また、ツイートへの返信が色分けされており、元ツイートの投稿者からの返信とほかのTwitterユーザーからの返信を区別しやすくなっているとのことです。
加えて、twttrでテスト中のインターフェースでは、既存のTwitterアプリではツイート下部に必ず表示される「いいね」と「リツイート」のボタンが表示されないようになり、返信ビューの中に隠されることとなります。Twitterはこのインターフェースのデザイン変更によりユーザー間での会話がより明確になり、会話内容を追いやすくなる効果があると考えているそうです。さらに、Twitterは長いスレッドの会話も読みやすくなるように、エンゲージメント、共有オプション、その他のツイートの詳細は表示しないように設計しているとしています。
TechCrunchは今後Twitterがtwttrで別の新機能や変更点をテストする可能性があるとしています。なお、Twitterはすべてのユーザーがプロトタイププログラムに参加できるわけではないと記しており、Twitterの規則通りであれば、「英語と日本語のユーザーがわずか数千人ほど招待されることになる」とTechCrunchは予測しています。
Twitterのプロダクト管理責任者であるSara Haider氏は、「我々は開発プロセスにおいてより多くのシグナルを必要としています」「これらのテストビルドには、いつも慣れ親しんだ機能がすべて備わっているわけではありません。また、いくつかのものが現れることも、消えることもあります」と語っています。
なお、プロトタイププログラムに関する(PDF)FAQも用意されているので気になる人はチェックしてみてください。
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