「iPhone 11/11 Pro/11 Pro Max」は見た目がどう進化したのか前モデルも含めて徹底比較

2019年9月20日(金)に発売となった「iPhone 11 Pro/11 Pro Max」および「iPhone 11」を、新型同士で比較したり、前モデルとなるiPhone XS/XS Max/XRと比較したりすることで、新型iPhoneは一体何がどう進化しているのかを調べてみました。

iPhone - モデルを比較する - Apple（日本）
https://www.apple.com/jp/iphone/compare/

左からiPhone XR、iPhone 11、iPhone XS、iPhone 11 Pro、iPhone XS Max、iPhone 11 Pro Maxの順に並べています。

◆iPhone 11 Pro/11 Pro Maxの見た目を前モデルと比較
iPhone XSとiPhone XS Max、iPhone 11 ProとiPhone 11 Pro Maxはそれぞれサイズ以外にデザイン上の差異はないため、XSと11 Proを比較してみます。

背面を見て最初に気づいたのが、iPhone XS(左)にはあった「iPhone」の文字が、iPhone 11 Pro(右)からはなくなっていること。その影響でAppleロゴの位置が背面中央に移動しています。

そしてなんと言っても、デュアルカメラからトリプルカメラに進化した点が最大の変更点。カメラモジュールをよく見てみると、カメラが1個増えたというだけでなく、白色のTrue Toneフラッシュモジュールのサイズも大きくなっています。

加えて、背面は光沢のある仕上げからつや消しの指紋などの汚れが目立たない仕上げに変更されています。

天面と底面は全く同じパーツの配置で一切の変更なし。

左側面の音量調節ボタンとサウンドオンオフボタンおよびアンテナラインも同じ配置。

右側面のサイドボタンとSIMカードスロットのみ、iPhone XSよりも右よりには位置されています。なお、本体サイズはiPhone XSが縦143.6mm×幅70.9mm×薄さ8.1mm、iPhone 11 Proが縦144.0mm×幅71.4mm×薄さ8.1mmとなっており、全体的にほんの少しだけサイズアップしています。同じく、iPhone XS Maxは縦157.5mm×幅77.4mm×薄さ7.7mmであるのに対して、iPhone 11 Proは縦158.0mm×幅77.8mm×薄さ8.1mmとサイズが少しだけ大きくなっています。

ディスプレイ上部に配置されているTrueDepthカメラは7MPから12MPに進化しているのですが、見た目上の変化は感じられません。

また、iPhone X/XS/XS Maxのシルバーは背面がグレーっぽい色合いだったのですが、iPhone 11 Pro/11 Pro Maxでは品のある明るい白色に変わっており、どことなく高級感が増して見えます。

ディスプレイサイズ(5.8インチおよび6.5インチ)および解像度(2436×1125および2688×1242)は変化ありませんが、iPhone XS/XS MaxのSuper Retina HDディスプレイに対して、iPhone 11 Pro/11 Pro MaxはSuper Retina XDRディスプレイに進化しています。これにより、標準時の最大輝度が625ニトから800ニトに増加し、HDRの写真やビデオを見る際には最大1200ニトまで上昇させることが可能に。また、コントラスト比も10万：1から20万：1に変化しています。

◆iPhone 11の見た目を前モデルと比較
iPhone XR(左)にあった「iPhone」の文字はiPhone 11からも消えています。

カメラモジュールを比べるとこんな感じ。iPhone 11はデュアルカメラに進化したため、iPhone 11 Proと同じような正方形のモジュール部分から、2つのレンズが飛び出すようなデザインになっています。また、iPhone 11も白色のTrue Toneフラッシュモジュールのサイズが大きくなっている模様。

天面

底面

左側面

右側面と、側面のフレーム部分に変更はありません。なお、サイズも両方共に縦150.9mm×幅75.7mm×薄さ8.3mmとなっており、変化はありません。

ディスプレイはどちらもLiquid Retina HDディスプレイを搭載しており、ディスプレイサイズ(6.1インチ)および解像度(1792×828)にも変更はなく、全く同じものが搭載されています。

◆重量比較
iPhone XSの重量は177g(公称177g)。

iPhone 11 Proは187g(公称188g)と、10g重くなっています。実際に手で持ってみた感覚としては言われなければ気づかないレベルではあるものの、10g重いと知らされると「確かにこちらの方が気持ち重い気が……」と感じます。

iPhone XS Maxは208g(公称208g)。

iPhone 11 Pro Maxは223g(公称226g)と、15gも増量。

iPhone XRは201g(公称194g)。

iPhone 11もXRよりも数g重くなっていると思いきや、こちらは192g(公称194g)と約10g軽くなっていました。

◆新型のiPhone 11/11 Pro/11 Pro Maxを比較
左からiPhone 11 Pro(5.8インチ)、iPhone 11(6.1インチ)、iPhone 11 Pro Max(6.5インチ)の順で並べています。背面はiPhone 11のみ光沢のある仕上がりで、他2つはつや消し仕上げ。

3つを重ねてみると、以下のように一回りずつ大きくなっていきます。

側面の金属フレームはiPhone 11 Pro/11 Pro Maxはステンレススチール、iPhone 11はアルミニウムが使われています。ステンレススチールは鏡面仕上げとなっているため触ると指紋や汚れが目立つのですが、アルミニウムは指紋などが目立ちにくいサラっとした肌触りの仕上げになっています。

iPhone 11 Proは天面と底面の両方にアンテナラインが入っていますが、iPhone 11にはアンテナラインがありません。そのため、iPhone 11は底面が左右対称なデザインですが、iPhone 11 Proは左右非対称な見た目。

左側面。アンテナラインの太さが異なることがわかります。

右側面。iPhone 11はSIMカードスロットがより右側に配置されています。

iPhone 11(左)はiPhone 11 Pro(右)よりもベゼル幅が少しだけ太めです。