町家づくりのハードロックカフェ京都がオープンしたのでロック×はんなりのハンバーガーなどを味わってきた
京町家が並び、白川が流れ、石畳の道が続く、優雅そのものの祇園白川のド真ん中にロックな音楽とボリューム満点のアメリカ料理が名物の「ハードロックカフェ京都」が2019年7月12日(金)にオープンしています。ハードロックカフェなのに町屋作りで、ハンバーガーやお肉料理が京都ならではの味に変貌を遂げているとのことなので、和×ロックがどのような融合を果たしているのか、実際に行ってみました。
2019年7月12日(金)「ハードロックカフェ京都」OPEN!! | Hard Rock Cafe Japan – ハードロックカフェ・ジャパン
http://hardrockjapan.com/event/8128/
KYOTO 京都 | Hard Rock Cafe Japan – ハードロックカフェ・ジャパン
http://hardrockjapan.com/location/kyoto/
ハードロックカフェ京都の住所は「京都府京都市東山区元吉町67」。阪急河原町駅から歩いて7分ほどの距離です。
お店があるのは、京都の繁華街・四条河原町周辺でも特に和の雰囲気を感じさせる祇園白川。
お店に到着。あまりにも和な雰囲気なので、頭の中でハードロックカフェのイメージを作っていると見逃してしまいそうになります。
さっそくお店に入り……
階段を登ってレストランのある2階に向かっている途中に、ギターを発見。
ガラスの中に飾られていたのはボン・ジョヴィのリッチー・サンボラのサイン入りギター。
レストラン内部はこんな感じ。梁(はり)が見えており、古民家っぽい雰囲気。ぱっとお店を見ただけではハードロックの気配はなし。
窓際のカウンター席からは……
祇園白川の美しい町並みが見下ろせます。なお、このカウンター席は机の下にコンセントもあったので、PC作業をしたりスマートフォンを充電したりも可能。
バーカウンター。
障子の向こうにビールサーバーが隠れているのはユニークです。
個室っぽいスペースもありました。どこもかしこも和テイストで雅ささえ感じます。
……が、よく見ると壁にはレコードやギターが飾られていました。
以下は全米レコード協会がQUEENの「SHEER HEART ATTACK」に送ったゴールド・レコード賞のディスクレコード。
その下にはビートルズの「The Beatles at the Hollywood Bowl」に送られたレコード。
そのほか、スティーブ・アオキのミート&グリートのチケットや……
イギリスのロックバンドYESのトレヴァー・ラビンのサイン入りギターなど、ロックにまつわる貴重な品が飾られていました。
お店の雰囲気を堪能したところで着席。
メニューにはハードロックカフェの定番であるアメリカサイズのハンバーガーやステーキのほか……
京都店だけで提供されるローカルメニューもありました。
ということでまず到着したのは「焼き鳥ウィング」(1280円)
焼き鳥という名ですが、串に刺さっているのは手羽先や手羽元。串全体が全長123.8mmのiPhone SEぐらいの大きさです。
焼き鳥っぽく食べようと串を持ってみると、指がプルプル震えるくらいのずっしりとした重さ。
テーブルにおはしはなくナイフとフォークが用意されていたのでカットしてみます。
カリッと揚げた手羽肉にテリヤキソースを絡めたという焼き鳥ウィングは、たれが絡まってもなお表面のサクサクした食感と香ばしさが感じられます。たれはみたらし団子っぽい甘めの味わいなので和風なのですが、ほんの少しケイジャンのようなスパイスの香りも感じられ、まさに和×アメリカンな味わい。
山椒や七味唐辛子がついてくるので、味の変化も楽しめます。
圧倒的な肉の存在感に押され気味ですが、肉と肉の間には九条ねぎが挟まっていました。全体として「アメリカ人が話に聞いた焼き鳥をイメージで作ってみた」っぽい雰囲気があります。
続いて到着したのは「味噌わさびバーガー」(2180円)
iPhone SEと比べてサイズはこのくらい。
お肉とバンズの間には大根の漬物とアボカドが挟まれています。ソースはわさびを利かせた味噌ソースとのこと。
お肉の下には野菜。
バーガーの隣にはたっぷりのポテトも添えられています。
あまりにもボリュームがありかぶりつくのが難しそうだったので、ナイフでカットし……
食べてみたところ、ミディアムウェルの焼き加減のハンバーグからは肉汁がじゅわ~っとあふれ出してきて、炭火で焼いたような香ばしさと共に、肉のうまみが口と脳を支配します。みそソースはやや甘めでわさびの存在感は薄め。レタス・トマト・アボカドといった野菜はあくまで肉の引き立て役といった立ち位置ですが、さすが2000円を超えるだけの価値がある……といった完成度。
お肉の焼き加減は選べますが、あまりレアすぎると肉汁したたるハンバーガーにはならないので、ミディアムウェルがオススメ。バンズはしっとりしつつも表面が焼かれているのでパリッとした香ばしさも感じられました。
「ベジタブルロール」(1380円)はその名の通り、京野菜と京漬物を使ったおすし。
カリフォルニアロールのように、のりが内側にまかれているタイプのおすしで、具材は豆腐やニンジン、ねぎなど。トッピングはしば漬けとワカモレ、九条ねぎとなっており、あっさりと食べやすい仕上がり。なぜかほんの少しクミンのような香りがしました。
また、ローカルメニューのデザートとして、 「レインドロップケーキ アイスクリーム添え」(980円)も注文。
レインドロップケーキは水信玄餅のような透明なゼリーの中に、こんぺいとうがが閉じ込められています。
レインドロップケーキは寒天のような固さがあるものではなく、柔らかめのゼリー。インパクトや味の濃いハンバーガーや焼き鳥ウィングとは反対に、あっさりしたシンプルな味です。
バニラアイスは抹茶蜜をかけて食べてもOK。抹茶は風味が感じられるものの苦みは少なく、シロップのような感じでした。
黒豆&きなこも添えられていました。
ドリンクにはノンアルコールカクテルの「マンゴベリークーラー」(税別800円)とサングリア(税別880円)を注文。
いずれもかなりグラスが大きいです。
ミックスジュースを炭酸で割ったかのようなマンゴベリークーラーは濃密な甘さ。パインともイチゴとも判別がつかない、甘さと酸味が混ざったアメリカっぽさを感じさせるドリンクです。
サングリアも一般的なお店にくらべるとかなり甘さが強い印象。白ワインのサングリアにはレモンとオレンジが入っていましたが、酸味やフルーツ感は控えめです。
スタッフさんのシャツがピンバッジだらけでかっこいいことになっていたので、「そういう制服ですか?」と尋ねてみたところ、「ハードロックカフェのピンバッジを集めて、自分でデザインしてつけてます!」とのこと。お店の1階でピンバッジが購入可能と聞いたので、実際に行ってみました。
これが1階のショップ。Tシャツや帽子など、オリジナルグッズがずらりと並びます。
レジ前でピンバッジを発見。ハードロックカフェ京都限定のピンバッジや、オープン記念の800個限定ピンバッジもあったので、欲しい人は急いだ方がよいかも。なお、オープン記念 限定ピンバッジはGIGAZINE夏のプレゼント企画で放出予定なのでお楽しみに。
さらに和を感じさせるグッズが。
漆まめさら(税別4200円)は京都の老舗「井助」による漆のお皿に、ロックバンドを組む鳥獣戯画が描かれています。
また竹を割るところから手作業で行い、扇面・扇骨・仕上加工まで国内生産した「京扇子」(税別3万8000円)にも鳥獣戯画が描かれていました。
永樂屋の「手ぬぐい」(税別3000円)は、舞妓さんが三味線の代わりにギターを手に持っているデザイン。これも夏のプレゼント企画で放出予定なので、お楽しみに。
ということで、全体としては「和」が強く落ち着いた雰囲気でありながら、本場アメリカの肉に対する本気を感じされるハンバーガーや、アメリカナイズされた和食が提供されており、ここでしか楽しめない価値がありました。また旅行の際に世界のご当地スタバやご当地マクドナルドを楽しむような感じで、海外から知人がやって来た際に連れていきたくなるようなお店ともいえます。
なお、ハードロックカフェ京都店の営業時間は11時から23時までで、レストランのラストオーダーは食事が22時、ドリンクが22時30分となっています。
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