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「Xiaomiのアバター機能MimojiはAppleの丸パクリ」という主張をXiaomiが全面否定、法的措置もちらつかせる


中国のスマートフォンメーカーのXiaomiが、自社製スマートフォン向けの機能としてユーザーの表情をアバターで再現できる「Mimoji」を刷新しました。しかし、この新しくなったMimojiがAppleの「Memoji」の盗用であると話題になっています。これに対し、Xiaomiは「不正確な情報を広める人に対しては次のステージのアクションを考えている」と法的措置の可能性を示しています。

Xiaomi clarifies about Mimoji controversy; threatens to take legal action against rumor-mongers - Gizmochina
https://www.gizmochina.com/2019/07/01/xiaomi-clarifies-mimoji-controversy/

Xiaomi blatantly copies Apple’s Memoji with ‘Mimoji’ - 9to5Mac
https://9to5mac.com/2019/07/02/xiamoi-mimoji-memoji-copycat/

Xiaomi threatens writers over Mimoji app’s overlap with Apple’s Memoji | VentureBeat
https://venturebeat.com/2019/07/02/xiaomi-threatens-writers-over-mimoji-apps-overlap-with-apples-memoji/

中国のスマートフォンメーカー「Xiaomi」が、新端末「Xiaomi Mi CC9」がを発表しましたが、これにあわせてXiaomiの絵文字「Mimoji」も刷新されることがわかりました。この新しいMimojiは、ブロガーたちによって「AppleのMemojiの盗用である」と指摘されています。

Appleは2017年9月にiPhone X用の動くスタンプ機能としてアニ文字を導入しました。これはARを自分の表情に合わせて豚やキツネ、ウサギ、パンダといった動物のアニメーションを動かすというもので、2018年6月にはアニ文字を拡張した自分そっくりのアバターにリアルタイムで表情を反映させられる「Memoji(ミー文字)」が追加されました。XiaomiのMimojiは、このMemojiのパクリだと話題になっているわけです。

XiaomiのMimojiは、2018年5月に中国でリリースされた時のオリジナルの名前は「Mi Meng」でしたが、英語版は「Mimoji」として翻訳されていました。オリジナルのMimojiに人間のアバターは含まれておらず、豚・キツネ・パンダ・ウサギといったマスコットは「Appleのアニ文字の二番煎じ」のように見えたとのこと。


Xiaomi Mi CC9に合わせて登場した新しいMimojiには、ユーザーの顔・髪型・洋服などに合わせてカスタマイズできる人型のアバターが追加されており、中国のライターが「XiaomiのMimojiはAppleのMemojiのクローンだ」と指摘。以下アバターたちは左がAppleのMemojiのもので、右がXiaomiのMimojiのものとなっています。


これに対し、Xiaomiは「内部調査を行いましたが、MimojiがAppleを初めとする競合他社から盗用されたという証拠は見つかりませんでした」と声明を発表。


またXiaomiの広報であるXu Jieyun氏は「2つのプロダクトの機能ロジックは大きく異なる」と反論し、「不正確な情報を広める人に対しては次のステージのアクションも考えている」とWeibo上で述べました。この「次のステージ」とは法的アクションを意味しているとみられています。


Jieyun氏によると、XiaomiがMimojiを初めてリリースしたのは2018年5月であり、これはAPKのパッケージにも記されているとのこと。Appleは機能の名称をMemojiに変えたのは2018年6月5日であることから、MimojiがMemojiの後に登場したものではないということを強調しました。また、Mimojiが「Xiaomiの文字」であるのに対し、Memojiの語源が「emoji」(絵文字)であることについても言及しています。

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in ソフトウェア, Posted by darkhorse_log

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