映画「ぼくらの7日間戦争」特報映像公開、廃工場で少年少女が戦った「七日間戦争」から約30年後の新たな戦い
累計発行部数2000万部オーバーの宗田理による人気作「ぼくら」シリーズの第1作「ぼくらの七日間戦争」を原作としたアニメ映画「ぼくらの7日間戦争」が2019年12月に公開されることになり、特報映像が解禁となりました。
映画『ぼくらの7日間戦争』特報【12月全国ロードショー】
歴史好きでインドア派の高校2年生・鈴原守
守とは幼なじみで地方議会議員の娘・千代野綾
守は綾に密かに思いを寄せていますが、綾は親の都合で東京への引っ越しを迫られることに。
何気なく過ごしてきた日常が続かないことを知り、「せめて君の誕生日までは一緒にいたい」と願う守。
そして、「“ぼくら”の青春をかけた7日間が始まる」……。
原作となった「ぼくらの七日間戦争」は1985年刊行。管理教育への反発を描いて中高生を中心に支持を集め、以後、30年にわたって40作以上の続編が生まれました。「ぼくら」シリーズは児童向けの角川つばさ文庫でも2009年3月から刊行されていて、10年にわたってトップセラーとなっています。
また、1988年にはモデルとして大人気だった当時15歳の宮沢りえ主演で映画化され、人気を博しました。
今回の企画は、この実写映画公開から30年を迎えて、シリーズ累計発行部数も2000万部を超えたことがきっかけで始動。91歳でなお現役の原作者・宗田理に「『ぼくら』の世界で現代の少年少女たちが戦う“7日間戦争”をアニメーションで表現したい」と提案したところ、「大人への挑戦」と「ユーモラスな戦い」を描くことを条件として再映画化が認められ、製作される運びとなりました。
監督を務めるのは「ブレイブビーツ」「ドリフェス!」「異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術」の村野佑太。脚本は映画「ブレイブストーリー」「ベルセルク 黄金時代篇」やTVアニメ「プラネテス」「コードギアス 反逆のルルーシュ」「DEVILMAN crybaby」などを手がけてきた大河内一楼。アニメーション制作はTVアニメ「忍たま乱太郎」シリーズや「終末のイゼッタ」「異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術」の亜細亜堂が担当。
宗田さん、村野さんからのメッセージは以下の通り。
原作・宗田理さん:
子どもたちが常に抱いているいたずら心や冒険心、悪い大人への挑戦を子どもの視点から描こうと思ったのがきっかけでこの物語は生まれました。今もこのテーマを変えることなく、シリーズの新作を書き続けていますが、これが子どもの本心をついているから、いつになっても子どもたちの心をとらえて読み続けられているのではないかと思います。これは作者にとってこの上ない喜びです。
今回、この作品が新しいストーリーのアニメ映画になります。アニメ映画には小説とは違う感動と面白さがあります。あの物語がどんなふうに表現され、みなさんをとりこにするのだろう。それを想像すると、原作者としてもわくわくしてきます。小説とは違う感動をぜひ劇場で体験してください。
監督・村野佑太さん:
解放区より愛をこめて―
原作を読んで胸が一番高鳴った場面です。今の子どもたちが必要としている解放区とはなんだろうか。原作の発表された時代ほど大人は物分かりの悪い人間ばかりではないし、生まれた時から当たり前にあるネット環境は大人に内緒で冒険することを容易くさせました。しかしどうやら、自分たちの自由な居場所を獲得しやすくなったと同時に、その居場所を守る為にはまた別の不自由さが生まれているみたいです。
今の子どもたちが巻き起こす、新しい7日間の冒険。原作と、そしてかつての映画に精一杯の敬意を持って、新しい「ぼくら」の7日間戦争を紡いでいけたらと思います。
ティザーポスターには「ここが、スタートラインだった――」のキャッチコピーが用いられています。
映画「ぼくらの7日間戦争」は2019年12月全国ロードショーです。
・「ぼくらの7日間戦争」作品情報
原作:宗田理『ぼくらの七日間戦争』(角川つばさ文庫・角川文庫/KADOKAWA刊)
監督:村野佑太
脚本:大河内一楼
キャラクター原案:けーしん
キャラクターデザイン:清水洋
制作:亜細亜堂
配給:ギャガ、KADOKAWA
製作:ぼくらの7日間戦争製作委員会
©2019 宗田理・KADOKAWA/ぼくらの7日間戦争製作委員会
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