Appleが「もしソ連がアメリカより先に月面着陸していたら?」を描くSFドラマ「For All Mankind」予告編を公開
Appleは2019年6月4日行われたスペシャルイベント「WWDC 2019」の中で新ビデオサービス「Apple TV+」向けのオリジナルドラマを独占配信することを発表しました。そのドラマシリーズの1つである「For All Mankind」予告編が公開され、「新スタートレック」や「GALACTICA/ギャラクティカ」などで知られるロナルド・D・ムーア氏が手がけるSFドラマの一部が垣間見られるようになっています。
For All Mankind — Official First Look Trailer | Apple TV+ - YouTube
月面をバックに「An Apple Original」の文字。
一堂に会する人々が、テレビで配信される月面着陸を見つめています。
テレビからは人類初の月面着陸を伝えるアナウンサーの声。
「何万年もの後、人々は天国で月を見上げて今日という日を思うでしょう」
人々のまなざしには興奮ではなく、なぜか心配や不安といった感情が浮かんでいます。
月の軌道をただよう宇宙船。
航空局の面々も深刻な面持ちでニュースの映像を見守ります。
実際に月面着陸を見守る人々を映し出した当時の映像が流れ……
宇宙船が月面に着陸しました。
その様子を見守る人々は歓声1つあげません。
沈痛な面持ちの航空局スタッフたち。
今にも泣き出しそうな表情の女性。
「LIVE FROM MOON」と書かれた映像には、宇宙船から出てくる宇宙飛行士の姿が映し出され……
「ソビエト連邦が世界初の月面着陸を成功させました」というアナウンスが流れました。
新聞でも、アメリカではなくソ連が月面着陸を成功させたというニュースが一面を飾ります。
このドラマは宇宙開発競争という歴史をベースにしつつも、ソ連がアメリカよりも先に月面着陸を成功させたという世界線を描いたもの。
実際の宇宙開発競争はアメリカの月面着陸成功をもっていったんの収束を迎えましたが、このドラマではソ連が先に月面着陸を果たしたことで競争がさらに熱を帯びていきます。
「プラン変更だ、諸君」
繰り返される会議。
「月には水がある」ということが明らかにされます。
物語冒頭の時代は1960~70年代ですが……
2019年時点で未実現の月面基地の計画が作中では既に進んでいます。
女性開発者や女性飛行士の姿も。
「君は宇宙飛行士の候補になろうとしてる」
「いいえ、宇宙飛行士に『なる』の」
写真撮影の方法などは当時のままですが……
火星、土星、銀河に向かう計画などが次々に立てられ、宇宙開発競争は史実と大きく変化しています。
「これは競争の終わりなどではない」
「我々は常に未来を見据えていなくては」
なお、For All Mankindは2019年秋からの放映が予定されています。
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