動画

「アポロ11号による人類初の月面着陸が失敗していたら」をディープフェイクや当時の資料をベースに再現した動画「In Event of Moon Disaster」が何が真実で何が偽りの情報なのかわからないレベル


1969年7月20日、アポロ11号が人類初の月面着陸に成功しました。この月面着陸が失敗してしまった場合を想定し、当時の貴重な資料やディープフェイクを駆使して再現した動画が「In Event of Moon Disaster」です。動画は当時の映像や資料をベースに、ディープフェイクを用いて作成されているため、動画のどこが正しい情報で、どこが偽りの情報か判別がつかないレベルの仕上がりとなっています。

In Event of Moon Disaster
https://moondisaster.org/

上記URLにアクセスすると、「1969年、月面着陸を見るために世界中がアポロ11号に注目しました。着陸のリスクは非常に高かったため、ミッションが失敗した場合に備えたスピーチ原稿も用意されていました。ありがたいことに、このスピーチが披露されることはありませんでした。今までは……」と表示されます。画面をクリック。


続いて画面上に「ディープフェイクを識別することができますか?」と表示されるので、「YES(はい)」と「NO(いいえ)」のいずれかをクリック。


動画がスタートすると、「これはCBS Newsのカラー版『Man On the Moon』です。ケネディ宇宙センターのアポロ計画本部から、CBS Newsのウォルター・クロンカイト特派員がお送りします」と、1969年当時のニュース映像が流れます。


続いて、クロンカイト特派員が「アポロ11号の宇宙飛行士であるアームストロング、オルドリン、コリンズの3人が間もなく人類が夢見た月面着陸への旅に出発します。当然、目的地は月です」と語り、アポロ11号の打ち上げ直前のタイミングから動画がスタートしていることがわかります。


「だから今、この忙しい朝に、ほんのわずかでも、この3人の男たちのことを考える必要があります。彼らが全人類のために背負っている重荷と希望について思いを馳せましょう」


続いて、現地のレポーターが「60秒後にアポロ11号がついに発射されます」とコメント。


刻一刻と発射が近づくアポロ11号


アポロ11号の発射を見守るミッションコントロールセンター


「イグニッションシーケンススタート」の声と共に、ロケットに点火。


あらゆる人が望遠鏡を手に空を飛ぶロケットを眺めており、レポーターからも「なんという瞬間でしょう」という声がもれます。


「いやはや、何とも素晴らしいです」と、現地レポーターも感嘆の声をあげます。


続いて、月へと旅立ったアポロ11号に搭乗するアームストロング船長が、「ハロー、ヒューストン。ハロー、ヒューストン。こちらアポロ11号。そちらの声ははっきりと聞こえています。オーバー」と、地上との交信をスタート。


ミッションコントロールは「すべてが順調に進んでいます」と返答。


続いて、オルドリン宇宙飛行士は「窓の外には太陽と地球が見えます」「我々は月に近づいており、段々大きくなっていきます」と発信。


しかし、コリンズ宇宙飛行士が「前方、少し右に流れています」とミッションコントロールに告げるあたりから事態は急変します。


船内でピーピーという警告音が鳴り響き、アームストロング船長が「アラームが鳴っている」「アラーム1201」とミッションコントロールに報告。


次第に映像が乱れ、「ひどいありさまだ」「どうなってるんだ」といった声の中、アラーム音が鳴り響き続けます。


そして画面が暗転し、アラーム音も消えます。


次に表示されたのは、「CBS Newsスペシャルレポート」という画面。


当時のアメリカ合衆国大統領であるリチャード・ニクソン氏が登場。「こんばんは。アメリカの皆さん。運命は、平和のために月への探索へ向かった彼らを、平和のために月に留めることに決めました。彼らが月で安らかに眠れるよう祈ります」と、遠回しに月面着陸が失敗したことを公表。


「勇敢な宇宙飛行士であるニール・アームストロングとバズ・オルドリンは、回復の見込みがないことがわかりました。しかし、彼らの犠牲の上に人類の希望があることを我々は知っています。この2人は、人類の最も崇高な目標である、真実と理解の探求のために命を捧げました。彼らはご家族やご友人から追悼されることでしょう。ご家族やご友人の皆様のためにもご冥福をお祈りいたします。彼らを失ったことで、アメリカ全土が嘆き悲しむこととなるでしょう。アメリカだけでなく全世界が彼らの喪失を嘆くこととなるでしょう。彼ら2人を未知なる世界の探索へと送り出してくれた2人の偉大なる母親に感謝します。彼らの犠牲の上に、人類はその絆をより強力なものとするでしょう。太古の昔、人は星を見て、星座の中に英雄を見出しました。そして現代、我々も同じように星に英雄を見ます。しかし、この英雄たちは生身の人間です。この後、他の人々も彼らにならい宇宙へ旅立ち、そして必ず地球へ帰ってくることに成功するでしょう。人間の探求心を否定することはできません。しかし、彼らは我々の心の中に一生刻み付けられることとなりました。これからは夜に月を見上げるすべての人が、どこか別の世界の片隅に、彼らの存在を感じることとなるでしょう」と語り、大統領によるスピーチは終了しました。


なお、動画が再生されたあと、映像やスピーチの内容などのどの部分が正しい情報で、どの部分が偽りの情報なのかを答え合わせすることができる画面が出てくるので、動画のどの部分が真実でどの部分が偽りなのか気になる人は、サイトにアクセスして答え合わせしてみてください。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
NASAが初の月面着陸を成功させた「アポロ11号」の通信音声1万9000時間分を公開 - GIGAZINE

人類初の月面到達まで1万1000時間分のアポロ11号の映像と音声をリアルタイムで配信するサイトが登場 - GIGAZINE

アポロ計画が生み出した「4つの革新的技術」とは? - GIGAZINE

50年以上前に人類を初めて月面へ運んだアポロ月着陸船に搭載されていたプロセッサはこんな感じ - GIGAZINE

45年以上人類が月面に足を踏み入れてこなかった理由とは? - GIGAZINE

in 動画, Posted by logu_ii

You can read the machine translated English article here.