レビュー

Googleの最新スマートフォン「Pixel 3a」「Pixel 3a XL」はPixel 3と価格以外に何が違うのか、大きさ・仕様を比較してみた


Googleの自社開発スマートフォンで、フラッグシップモデルであるGoogle Pixel 3の低価格版として、「Pixel 3a」「Pixel 3a XL」が2019年5月17日(金)に発売されました。さまざまな機能を省略することで、Pixel 3の半額近い金額に抑えることに成功したPixel 3a/3a XLにどんな違いが加わっているのか、その大きさや形状を中心にPixel 3やiPhone XS Maxと比べてみました。

Pixel 3a & Pixel 3a XL - 鮮やかに撮れるカメラ - Google Store
https://store.google.com/jp/product/pixel_3a

左がPixel 3aで、右がPixel 3a XL。


145.6mm×68.2mmのPixel 3(左)と並べたところ。151.3mm×70.1mmのPixel 3a(中央)はPixel 3よりもやや大きくなっています。Pixel 3a XL(右)のサイズは160.1mm×76.1mm。


厚さはPixel 3が7.9mm、Pixel 3aが7.6mm、Pixel 3a XLが8.2mm。カメラのレンズはPixel 3とPixel 3a/3a XL共にボディから飛び出していて、3a/3a XLの方がレンズがやや高めに飛び出している印象。


上からPixel 3、Pixel 3a、Pixel 3a XLの順番で、天面を並べて見たところ。Pixel 3からは排除されていた3.5mmオーディオ端子コネクタ(イヤホンジャック)が、Pixel 3a/3a XLでは搭載されています。


底面には、Pixel 3と同じくPixel 3a/3a XLにもUSB Type-Cのコネクタが搭載されています。ただし、Pixel 3では底面にSIMカードスロットがありますが、Pixel 3a/3a XLではステレオスピーカーが、USB Type-Cコネクタを挟んで左右に1基ずつ配置されています。


Pixel 3では底面にあったSIMカードスロットは、Pixel 3a/3a XLでは左側面に移動していました。


右側面に電源ボタンと音量ボタンがあるのは変わらず、電源ボタンと音量ボタンの距離や大きさも変化はありませんでした。押し心地も特に変わりはありません。


Pixel 3aの重さは実測で145g。


Pixel 3も量ってみたところ148gだったので、Pixel 3とPixel 3aの重さはほとんど変わらないといえます。


Pixel 3a XLの重さは実測で165gでした。


Pixel 3はアルミ製フレームにCorning Gorilla Glass 5 ソフトタッチガラスを背面に採用。一部がすりガラスのようにマット加工されているのが特徴でした。Pixel 3a/Pixel 3a XLでは、背面の一部マット加工はそのままですが、材質はポリカーボネートに変更されました。材質は全く違いますが、触った感じではほとんど差はなく、言われなければわからないレベル。


アルミフレーム+ガラスというPixel 3からポリカーボネートに変わったことで、背面側の継ぎ目がなくなっています。そのため、持った時の感触はPixel 3a/3a XLの方がやや滑らかな印象。


背面カメラはレンズとフラッシュの間にあったセンサーが、Pixel 3a/3a XLでは省かれているのがわかります。また、指紋認識センサーもレンズに対してやや下の方にずれているのがわかります。


Pixel 3とPixel 3aのディスプレイを表示させて並べたところ。OLEDディスプレイのサイズもPixel 3だと5.5インチだったのが、Pixel 3aでは5.6インチと、わずかに拡大。


上部ベゼルはほぼ同じサイズ。よく見ると、Pixel 3ではフロントカメラのレンズが2つあったのが、Pixel 3aでは1つに減っています。


下部ベゼルは、Pixel 3aの方がPixel 3に比べるとやや広くなっていました。


Pixel 3とPixel 3aの明るさレベルを100%、カラーをナチュラルに設定して、「魔道書交換日記 第2話「『復讐の炎』」の扉絵を表示させたところが以下。見え方はほとんど同じで、写真だと違いはわかりませんが、比べてみるとほんのわずかにPixel 3の方が色味がくっきりしている印象を受けました。


今度は158.0mm×76.7mm×7.9mmのPixel 3aと、157.5mm×77.4mm×7.7mmのiPhone XS Maxを並べてみました。その大きさはほとんど同じで、手に持ってみてもやや片手で操作しづらいサイズなのは変わりません。


iPhone XS Maxの重量は実測で207g。スマートフォンは重ければ重いほど長時間持っていると疲れやすくなるので、165gとより軽量なPixel 3a XLの方が、実際に手にとって操作していてもiPhone XS Maxよりも明らかに取り回しやすいといえます。


GIGAZINEのトップページを表示してみたところ。6.5インチOLEDディスプレイを搭載したiPhone XS Maxは切り欠きノッチを採用していることもあって、6.0インチOLEDディスプレイを搭載したPixel 3a XLよりも大きく見えます。実際にGIGAZINEのトップページを開いてみると、以下のような感じで、iPhone XS Maxの方がディスプレイに表示される情報量はやや多いという感じ。


明るさレベル100%・アダプティブ設定のPixel 3a XLと明るさレベル100%・True Tone機能オフのiPhone XS Maxで、「魔道書交換日記 第2話『復讐の炎』」の扉絵を表示したところが以下。画面解像度が402ppiのPixel 3a XLに比べると、画面解像度が458ppiのiPhone XS Maxの方がわずかに滑らかに表示されているものの、Pixel 3a XLのディスプレイの方が背景の青色などがくっきり出ているような印象を受けました。

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in レビュー,   モバイル,   ハードウェア, Posted by log1i_yk

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