パティ6枚重ねで総重量690gの肉塊なバーガー「USキングバーガー」をFATBURGERの日本1号店で食べてきた
アメリカ・ロサンゼルスのハンバーガーチェーン「FATBURGER」が2018年4月に日本へ初進出し、東京都渋谷区に日本1号店を開店しました。FATBURGERのパティには肉本来のうま味を重視したオージービーフの赤身が使われていて、1枚115gのパティを最大の6枚まで重ねた「USキングバーガー」がチャレンジメニューとして提供されているとのこと。一体どんなバーガーなのか気になったので、実際に日本第1号店を訪れてチャレンジしてみました。
Fatburger Japan
https://www.fatburger.tokyo/
FATBURGER渋谷店は、JR渋谷駅前にあるMAGNET by SHIBUYA109の7階にあります。住所は「東京都渋谷区神南1丁目23-10 MAGNETbySHIBUYA109 7F」
MAGNET by SHIBUYA109の7階まで上がると、エスカレーターの前でFATBURGER渋谷店を発見。なお、FATBURGERの「FAT」は「Fresh(新鮮)」「Authentic(本格的)」「Tasty(おいしい)」という意味が込められているとのことで、「肥満」の意味ではないそうです。
店内にはバーカウンターも設置されていて、アルコールも提供されている様子。
また、壁に貼られていたコルクボードには、「USキングバーガー」を一人で完食した猛者の写真が張り出されていました。
レジ横にあるメニュー表では、チャレンジメニューとして「USキングバーガー」がアピールされていました。
FATBURGERでは注文を受けてからパテを焼き始めるため、時間がかかるとのことでした。
注文してからおよそ7~8分で、USキングバーガー(税込2764円)が登場。
6段重なった分厚いパティのインパクトに、隣にいた客も目を丸くしてUSキングバーガーを見守っていました。
高さはおよそ14cmで、長辺150.9mmのiPhone XRと並べて比べてみるとその大きさがよくわかります。
もはや包装紙にくるむことができないほどのボリュームで、横から見ると後ろ半分を包むのでやっとな状態。「FATBURGER」の名にふさわしく、かなりのカロリーと貫禄を感じます。
最上段のバンズとパティの間にはマヨネーズと共にレタスとトマトが挟まれています。
パティの総重量はおよそ690gで、USキングバーガーはかなりの重量級。片手で持つとバーガーが自らの重さを支えきれずに崩壊してしまいそうです。
ついてきた木製のフォークとナイフで食べることにしました。トマトの下をそっとめくってみると、ピクルスとタマネギ、レリッシュとマスタードが挟まれていました。
一方でパティとパティの間には何も挟まっておらず、バーガー自体は非常にシンプルな構成です。
さっそく食べてみようと思ったものの、このサイズはもちろん口に入りそうにないため、ナイフで細かく切って食べることに。最上部のバンズから切り込むと崩れてしまいそうだったので、パティからナイフを入れていきますが……
パティの肉はかなりのあらびきで、ボロボロとすぐに崩れてしまいます。
バンズも野菜の水分やパティの脂を吸っているため、木製のフォークとナイフではうまく切ることができず、押しつけてちぎるようにしながら細かく切り分けます。
崩れたパティやピクルスなどをバンズに乗せ、一口サイズにして食べてみました。崩れやすいパティでしたが、牛肉のどっしりと力強いうま味に黒コショウのピリッとした刺激がアクセントに効いています。食べる前は「これだけの量の肉を食べるとさすがに飽きがきてしまうのでは?」と思ったものの、実際はピクルスのまろやかな酸味やオニオンの甘みで程よく変化がつき飽きずに食べられました。
合間にトマトやレタスを食べたり、付属のケチャップとマスタードをかけながら食べたりするのもアリですが、肉のうま味がしっかりと感じられるパティだったこともあって、調味料にほとんど頼らずとも最後まで飽きずにしっかりと楽しめました。ボリュームは男性2人で食べてちょっと物足りないというレベルで、1人ですべて完食するには相応の覚悟が必要となります。
USキングバーガーと一緒に頼んだサイドメニューが、以下のバッファローチキンウイング(1パック税込756円)。ソースの絡まった1口サイズの手羽先が1パックに6つ入っています。手羽先に絡めるソースの辛さはSWEET(甘め)、MILD(ピリ辛)、HOT(辛い)、DEATH(激辛)の4種類から選択できるとのことで、今回はDEATH(左)とMILD(右)を1パックずつ注文しました。届いた瞬間、DEATHのバッファローチキンウイングから立ち上る香りが、鼻と目をツンと刺激します。
まずはMILDを食べてみると、パリッとした皮としっとりした肉の食感が楽しく、中華風の甘酢のような味付けになっているため甘酸っぱさが口に広がります。その後に唐辛子の辛さが口の中をピリッと刺激します。しかし、辛すぎるということはなく、辛みはあくまでも中華風の味付けの中のアクセント。かなり後を引く味で、一口サイズの手羽先ということもあり、気がつくとどんどん次のウイングを食べ進めてしまいます。ただし、ソースがしっかりと絡まっているので、かなり手は汚れてしまうので注意が必要です。
今度は明らかに唐辛子の刺激臭が強いDEATHを食べてみたところ、ウイングをかじった瞬間に「辛い」よりも「痛い」が押し寄せてきました。MILDで感じられた中華風甘酢の風味はすべて唐辛子の刺激の向こう側に隠れてしまい、辛いものが苦手な人は1つでも食べるのは無理なレベル。口の中だけではなく、口の周りのソースがついてしまった部分もしばらくヒリヒリしました。ただし、激辛好きの人からは「確かにすごく辛いものの、後を引く辛さと刺激的な酸味で、中毒性があってかなりアリ」という感想もありました。
FATBURGER渋谷店は年中無休で、11時から23時まで営業しています。
・関連記事
ハーバード大学前のハンバーガーレストラン「Mr. Bartley’s」では風刺のきいた刺激的なバーガーが楽しめる - GIGAZINE
高さ約20cmの肉の塔がそびえ立つ「バーガータワー」をRICHGARDEN(リッチガーデン) 心斎橋本店で食べてきた - GIGAZINE
「マクドナルドは肉なしのハンバーガーに注目している」と幹部の発言から明らかに - GIGAZINE
日本再上陸で3時間以上の長蛇の列を作った「タコベル・渋谷道玄坂店」に行って噂のタコスを食べてきた - GIGAZINE
観光客にはほとんど知られていないがニューヨークの地元住民が連日通い詰める店のサンドイッチとは? - GIGAZINE
・関連コンテンツ