ワクチンにまつわる誤情報拡散にFacebookが積極的に対策を講じていくことを発表
by qimono
デンマークの研究チームにより「新三種混合(MMR)ワクチンと自閉症が無関係である」という論文が発表されたのは、1998年に発表された「MMRワクチンの予防接種が自閉症を引き起こす」という論文によって生まれたワクチン接種への忌避感で実際にワクチン接種率が下がり、世界の子どもたちの健康への脅威となっているためです。Facebookが、こうしたワクチンにまつわる「誤情報」の拡散に対応するため、積極的に対策を講じていくことを発表しました。
Combatting Vaccine Misinformation | Facebook Newsroom
https://newsroom.fb.com/news/2019/03/combatting-vaccine-misinformation/
拡散防止の取り組みとして、Facebookではワクチンにまつわる誤情報を掲載しているページやグループを、ニュースフィードや検索結果でランクを下げることで目に止まりにくくするほか、そもそも予測候補にも出さないようにするとのこと。
また、誤情報を含む広告は掲載を拒否し、「ワクチン論争」のようなターゲット設定も削除するそうです。
もしFacebookの方針を違反し続ける広告アカウントが存在する場合は、アカウントを無効化する措置も取ることもあり得るとのこと。
これは、Facebook傘下のInstagramでも同様で、ワクチン注射に関して誤情報を含むコンテンツは「発見」タブやハッシュタグページに表示されなくなります。
・関連記事
ビル・ゲイツが注目する電力不要で「子供にワクチンを届けるため」に開発された2種類の特殊な冷蔵庫 - GIGAZINE
新三種混合ワクチンが自閉症とは無関係であることが示される - GIGAZINE
ワクチン接種で子宮頸がんを撲滅する最初の国が登場する可能性 - GIGAZINE
なぜ30%しか効果がなくてもインフルエンザワクチンは打つべきなのか? - GIGAZINE
献血で240万人の赤ちゃんを救った黄金の腕を持つおじいちゃんが人生で最後の献血を終了 - GIGAZINE
・関連コンテンツ