聖地巡礼で賑わう沼津にて「ラブライブ！サンシャイン!!」のマンホールを集めてきた

コンプリートしたつもりでしたが、1つ足りませんでした。「ラブライブ！サンシャイン!!」ではなくご当地マンホールが目的の沼津訪問でしたが、思った以上に楽しめました。街では作品に出てくる女子高生たちがいたるところで笑顔を振りまいていて、照れくさくもありますが幸せな気持ちになりました。

こんにちは、自転車で世界一周をした周藤卓也@チャリダーマンです。工場勤務ですが定職に就いてしまったので、海外へはなかなか行けません。その代わりの旅欲は国内で満たしています。近年のマイブームは日本各地のご当地マンホールを集めること。そうした理由から沼津訪問も楽しみで仕方ありませんでした。

◆ラブライブとは

ラブライブ！Official Web Site
http://www.lovelive-anime.jp/

「ラブライブ！」とは2010年にスタートした学校内におけるアイドルグループの成長を描くメディアミックス作品。アニメ、漫画に連動して、メンバーを演じる声優さんたちも現実世界のアイドルグループとして活躍。2015年にはμ's(ミューズ)、2018年にはAqours(アクア)という作品内のユニットがNHKの紅白歌合戦に出場しました。

Aquorsが活動する2作目「ラブライブ！サンシャイン!!」の舞台が静岡県東部の沼津市です。ファンによる聖地巡礼も盛んで地域おこしに一役買っていました。

ラブライブで沼津に潤い　缶バッチで売り上げ１億円 - シネマ : 日刊スポーツ
https://www.nikkansports.com/entertainment/news/201901040000737.html

人気アニメ「ラブライブ！サンシャイン！！」　ファンが静岡・沼津に殺到するヒミツ（1/4ページ） - 産経ニュース
https://www.sankei.com/premium/news/180820/prm1808200005-n1.html

その一環として、沼津市にはラブライブをモチーフにしたオリジナルマンホールが設置されています。いたずらスプレーの被害にあって一時的に回収されたりしましたが、現在は再設置されラブライブおよびご当地マンホールのファンを楽しませてくれるのでした。

ヌマヅノタカラプロジェクト | First Flight
https://first-flight.sony.com/pj/butaimeguri-numazu

「ラブライブ！サンシャイン!!」オリジナルマンホール蓋再設置について／沼津市
https://www.city.numazu.shizuoka.jp/kurashi/sumai/gesui/topics/h30/manhole.htm

◆マンホール巡り
2019年の年始、お正月休みと青春18きっぷを利用して岐阜県の白川郷へ行き、その帰路に静岡県の沼津市に立ち寄りました。目的はマンホールでしたが、沼津は静岡県東部の中心都市で、普通に興味もありました。静岡県のナンバープレートだって、ご当地ナンバー以前は浜松、静岡、沼津の3つ。最近話題のスルガ銀行も沼津市に本店があります。

沼津駅に到着したら、まずは駅構内の観光案内所へ足を運びましょう。

ここで、沼津ロケ地マップという「ラブライブ！サンシャイン!!」のパンフレットを入手。

このパンフレットに各マンホールの場所が記載されています。

ただ、私は紙の地図が好きなのでパンフレットを手にしましたが、そこまで精度は高くないので、マンホール巡りをするならGoogleマップを利用するのが無難だと思います。各マンホールが観光名所として登録されて赤いピンが立っています。私も探索中に迷ってしまって、Googleマップで現在地を確認していました。

まずは、駅南側から攻めていきます。駅を出てすぐの仲見世商店街、新仲見世商店街にマンホールが集中していました。

「浦女」校章

9人集合マンホール

Yoshiko＝津島善子(つしまよしこ)

Hanamaru＝国木田花丸(くにきだはなまる)

Ruby＝黒澤ルビィ(くろさわるびぃ)

Mari＝小原鞠莉(おはらまり)

Chika＝高海千歌(たかみちか)

商店街にあるマンホールは以上の7枚。残り4つのマンホールは広範囲に散らばっています。たとえば、先ほどのカラー版とは別の津島善子マンホールは、商店街を南に抜けたスルガ銀行の前あたりにあります。

千本浜公園にあるマンホールは、普通の公園の中にポツンとあるので、捜索難易度はかなり高め。同じようにマンホール巡りしている人たちが発見してくれて、その後に確認しました。

Dia＝黒澤ダイヤ(くろさわだいや)

伝説の地に眠るアイテムのようでした。

沼津駅と沼津港を結ぶ通りへ戻ると、You＝渡辺曜(わたなべよう)のマンホールがあります。

沼津駅から歩きに歩いて沼津港に到着。

Ruby=黒澤ルビィ(くろさわるびぃ)のマンホールを発見。駅南側のマンホールはここでおしまいです。

新鮮な魚介類が集まる沼津港は日曜日ということもあって、けっこうな観光客で賑わっていました。海鮮丼やお寿司などを扱う飲食店もたくさん軒を連ねています。

沼津港。

私も魚河岸丸天で「丸天丼」という海鮮丼を頂きました。

チュルとした独特の食感の生しらすと磯の風味が口いっぱいに広がった生桜えびは沼津名物。他のネタもざっくりと厚切り。イカはほんのり甘くて柔らかくてびっくりしました。

食事を終えて、沼津港から路線バスで沼津駅に舞い戻りました。まだ駅北側にマンホールが3つ残っています。

Hanamaru＝国木田花丸(くにきだはなまる)

Riko＝桜内梨子(さくらうちりこ)

Kanan＝松浦果南(まつうらかなん)

計14種類を集めて「終わった、コンプリートだ」と満足してしまいましたが、実はもう一つ、カラーのものとは別の「浦女」校章マンホールがあって、完全制覇には15種類が必要でした。その残り1つは郊外の内浦地区にあって、歩きではなく路線バス利用が現実的。Aqoursのメンバーが通う「浦女」こと「浦の星女学院」は、このマンホールが設置された内浦地区にあるので、こちらはこちらで聖地巡礼では欠かせない場所というわけです。

今回、キャラクターのカラーマンホールは3枚でしたが、実際には9人分ちゃんと用意されていて、4カ月ごとに3枚ずつ切り替わるとのことでした。

ちなみに「ラブライブ！サンシャイン!!」のマンホールが目立っていますが、別のマンホールでも富士山が描かれていたりと、かなりの力作なのでぜひ足を止めてみて下さい。「ラブライブ！サンシャイン!!」マンホール探しをしていると、自然と数多く目にすることでしょう。

◆「ラブライブ！」だらけ
マンホール探しでぶらぶら歩きましたが、沼津の街中は「ラブライブ！」だらけです。作品のファンでなくても、ラブライブ！に染まった街の様子は見ごたえ十分でした。

電車から降りてすぐに始まる「ラブライブ！」の世界。

駅北から歩いてすぐの場所でコラボカフェも営業中。

「ようこそ仲見世へ」と商店街で出迎えてくれるAquorsメンバー。

商店街にはスタンプも置いてありました。

商店街の普通のお店のショーウインドウにもメンバーの姿。

2019年1月4日(金)から公開の「ラブライブ！サンシャイン!! The School Idol Movie Over the Rainbow」と林家正蔵さんの落語が同じように告知されているという妙。

もしかして手作りなんでしょうか。沼津港の沼津みなと新鮮館で見かけました。

駅構内のお弁当屋さんもポスターにぬいぐるみと「ラブライブ！」一色。

商業ビルの入口にメンバー勢ぞろい。

沼津には「のっぽパン」というキリンの首にように長いご当地菓子パンがあり、「ラブライブ！」とコラボしていました。

「ぬまっちゃ」という沼津のお茶ともコラボしています。

曇り空でしたが、天気がよければ富士山も見えたはず。沼津は観光地としても魅力的な場所ですので、「ラブライブ！」「ラブライブ！サンシャイン!!」の話題に限らず、ぜひ足を運んでみて下さい。「ラブライブ！」ファンは沼津に、旅好きの方は「ラブライブ！」に、それぞれ興味を抱くきっかけになりそうでした。

(文・写真：周藤卓也@チャリダーマン
自転車世界一周取材中 http://shuutak.com
Twitter @shuutak
Facebookページ https://www.facebook.com/chariderman/
Instagram https://www.instagram.com/shuto.takuya/
DMM講演依頼 https://kouenirai.dmm.com/speaker/takuya-shuto/)