「ゼロ・グラビティ」のアルフォンソ・キュアロン監督によるヴェネチア国際映画祭で金獅子賞受賞のモノクロ映画「ROMA」最新予告編が登場

「ゼロ・グラビティ」でアカデミー賞を受賞したアルフォンソ・キュアロン監督がメガホンをとるNetflixオリジナル映画「ROMA」は、キュアロン監督の故郷メキシコシティでの日々を下敷きに作られた全編モノクロの作品で、2018年の第75回ヴェネチア国際映画祭で最高賞にあたる金獅子賞を受賞しています。そんな「ROMA」の最新予告編が、YouTubeで公開されています。

ROMA | Official Trailer [HD] | Netflix


閑静な住宅街に響く犬の鳴き声。

ベッドに寝転んだままの女性がアラームを止めます。

独特なメロディの歌を口ずさみながら洗濯物を運ぶ女性。

路地を掃除するホウキの音が心地よく耳に届きます。

コースの溝に沿って走る車で遊ぶ子どもたち。

「ROMA」は1970年代のメキシコシティに暮らす中流家庭の家族と、その使用人を描いた作品です。

女性は洗濯機を使わずに手洗いで洗濯していて……

その側で子どもたちが遊んでいました。

テレビを見て笑う家族の後ろを通る女性。どうやら女性はこの家庭で働く使用人のようです。

女性は女の子を寝かしつけます。

そんな使用人の女性にも……

愛する男性がいる模様。

使用人の女性は家を掃除している最中……

放置された指輪を発見します。

妻と夫の関係は良好なものではなかったようです。夫はどこかへ去ることになり、別れを惜しんだ妻が後ろから抱きつく様子を使用人と子どもが見つめています。

走り去る車。

見送る妻の傍らを楽隊が通り過ぎていきます。

広大な畑地を歩く子どもたち。

トカゲが足下を走り回っています。

1970年代のメキシコは高度な経済成長を遂げる傍ら、デモが頻発するなど政情は不安定でした。

時には政府支援の民兵も組織されていたとのこと。

夫がいない間、家族はどこかへ旅行に出かけるようです。後部座席ではしゃぐ子どもたち。

町中を走り抜ける使用人の女性。

パーティも催されるなど、一定の所得がある人々は幸せそうな暮らしを送っています。

一方でデモ隊の鎮圧に軍が動員されたり……

町中で大規模な騒ぎが勃発するなど生活は安定しません。

使用人の女性は慎ましやかな暮らしをしている模様。

「ROMA」は2018年11月21日に限定された映画館で上映される他、12月24日からはNetflixで公開される予定です。