2万円台で購入可能なAnkerのロボット掃除機「Eufy RoboVac 11S」がどう進化したのか徹底的に調べてみた
モバイルバッテリーなどモバイル機器のリーディングブランドとして知られる「Anker」が、「RoboVac 11」のアップグレードバージョン「RoboVac 11S」を2018年5月に発売したので、実際に比較してみました。約2年の時を経て「RoboVac 11S」はどう進化しているのかを隅々まで観察したところ、Ankerならではの細かな改善点を多数発見しました。
Eufy RoboVac 11S | ロボット掃除機の製品情報 | Anker(アンカー)公式オンラインストア
https://www.ankerjapan.com/item/T2108.html
ロボット掃除機としては安価なRoboVac 11Sですが、外装の段ボールには表面加工が施されており、高級感が演出されています。
開けるとこんな感じに本体と内容物が収められています。
RoboVac 11S本体、充電ステーションとACアダプタ、リモコン、清掃ブラシ、サイドブラシ×4、交換用高性能フィルターと交換用フォームフィルターが入っていました。
他もリモコン用の単4電池2本と「RoboVacが動きやすいように、家にあるコードを縛っておいてくれ」と英語で書かれたケーブル留めが5本付属しています。
交通系ICカードと本体の大きさを比べてみるとこんな感じ。サイズは直径325mm×高さ72mmと、ロボット掃除機の代表格であるルンバと比較すると若干小さめです。
底面はこんな風になっています。左右の車輪の上部にサイドブラシの接続部があるのが見えます。
「△SIDE BRUSH」と書かれた突起にサイドブラシをブスリと刺して……
電源をONにするだけで使用可能となります。
「RoboVac 11」と並べてみました。左が「RoboVac 11」、右が「RoboVac 11S」。黄色いパーツは旧型のRoboVac 11のもので、青色のパーツは新しいRoboVac 11Sのものだと覚えておけばOK。
天面はこんな感じで、ぱっと見は「なんだ、全然変わってないじゃないか」と思ってしまいますが、細部に変更点が詰まっています。
まずは背面をよく見てみると、RoboVac 11S(右)ではダスト容器にホイールが追加されています。
RoboVac 11(左)とRoboVac 11S(右)の本体正面バンパーを比べると、RoboVac 11Sのバンパーが倍ほどに改良されていることがわかります。衝撃に強くなっている模様。
RoboVac 11では側面についていた電源スイッチですが……
RoboVac 11Sでは底面に移動。側面に電源スイッチがあると、物にぶつかった時に意図せず電源がオフになってしまうケースがあったのだと推察できます。
RoboVac 11のサイドブラシはネジ頭が見えていましたが……
RoboVac 11Sでは蓋がされており、ゴミが溜まらなくなっています。
サイドブラシの毛の付け根もRoboVac 11では隙間が見えて引っこ抜けそうだったものが……
RoboVac 11Sではガッチリ固定。接着剤が外まではみ出しています。
こちらは充電ステーションです。右側RoboVac 11Sの充電ステーションはベースの安定性が向上して斜めからの侵入もより簡単になっています。
充電ステーションのACアダプタ接続部は側面から底面へ移動しています。コードの接続部を側面から底面に移動することで、多少コードを引っぱるくらいではコネクター部分が抜けないようになったわけです。
リモコンも丸みを帯びた形状に。「何が変わったんだろう?」と思いましたが、持ってみるとすぐに持ちやすくなっていると気づきます。
他にも、RoboVac 11Sにはラグマットの上などのより強い吸引が必要な場面で自動的に吸引力を引き上げる「BoostIQ」なる機能が搭載されているとのことだったので、実際に使ってみました。RoboVac 11Sは「Standard」「BoostIQ」「MAX」という3種類の吸引モードを切り替えることができるので、順番に変更して吸引音がどの程度のものになるかも合わせて撮影しています。
Ankerの2万円台で購入可能なロボット掃除機Eufy RoboVac 11Sの「BoostIQモード」を実際に比較検証してみた - YouTube
ムービーでは21秒頃からBoostIQモードでの吸引がスタートしているのですが、そのあとRoboVac 11S全体がラグマットに乗り切ったあたりで、吸引音が少しだけ大きくなっていることがわかります。おそらくこれがBoostIQが作動して自動で吸引力を上昇させた瞬間です。なお、吸引音はStandard→BoostIQ→MAXの順に大きくなっていき、MAXだとうるさいくらいに感じられました。
お掃除が終了した後はダスト容器のボタンを押して……
カポッと本体からダスト容器を取り外します。
個人的にルンバ642を所有しているのですが、RoboVac 11SとRoboVac 11は両方ともに、「高性能フィルターを除くダスト容器が水洗い可能」な点が素晴らしく便利で、この1点だけでも購入を検討する価値アリと感じます。
なお、「RoboVac 11」は税込2万2800円、「RoboVac 11S」は税込2万4800円でAmazon.co.jpで販売中。さまざまな改善点からRoboVac 11Sが2000円高い価値は十分にあると感じられました。
Amazon | Eufy RoboVac 11S (ロボット掃除機 by Anker)【BoostIQ搭載/超薄型 / 1300Paの強力吸引 / 静音設計/自動充電】 | eufy | ロボット型クリーナー
・関連記事
2万円台でお手頃なAnkerのエントリーモデルのロボット掃除機「RoboVac 11」を使ってみた - GIGAZINE
迫力のあるサウンドが魅力のBluetooth対応サウンドバーAnker「Soundcore Infini Mini」を使ってみた - GIGAZINE
Micro-USBとUSB Type-Cのどちらのケーブルでも充電可能なAnkerのモバイルバッテリー「Anker PowerCore Lite 10000」を使ってみた - GIGAZINE
350ml缶サイズで持ち運び便利なAnkerのモバイルプロジェクター「Nebula Capsule Pro」を使ってみた - GIGAZINE
音楽再生やハンズフリー通話もできる万能カーチャージャー「Anker Roav FM Transmitter F2」レビュー - GIGAZINE
・関連コンテンツ