レビュー

350ml缶サイズで持ち運び便利なAnkerのモバイルプロジェクター「Nebula Capsule Pro」を使ってみた


Ankerから350ml缶サイズの小型ボディにYouTubeやNetflixの再生機能を搭載したモバイルプロジェクター「Nebula Capsule」の上位モデルである「Nebula Capsule Pro」が2018年8月6日(月)より登場します。Nebula Capsule Proは前モデルよりメモリ、ストレージが倍増したことで快適操作が可能となり、輝度も向上しているとのこと。実際の使い勝手はどんな感じなのか、編集部に届いた実物で試してみました。

Anker(アンカー)公式オンラインストア
https://www.ankerjapan.com/

◆外観レビュー
Nebula Capsule Proのパッケージは赤と白を基調としたデザイン。


箱の中にはNebula Capsule Pro本体、リモコン、持ち運び用ソフトバッグ、投影レンズ掃除用ワイプ、充電用Micro-USBケーブル、USBフラッシュメモリ接続用OTGケーブル、充電用アダプター、取扱説明書、サポート連絡先が入っていました。


Nebula Capsule Proは高さ約120mm、直径約68mmの円筒形で、350ml缶と比較してもほとんど変わらない大きさ。


重さは実測で476gでした。


Nebula Capsule Proは投影用レンズがあり、その側面にフォーカス調整用のノブがあります。また、下段は360度全方向から聞けるスピーカーとなっています。


投影用レンズの背面には、換気口、リモコン用の赤外線レシーバーがあり、底面付近には左側に充電およびOTGケーブル接続用のMicro-USBポート、右側に映像・音声入力用のHDMIポートがあります。


天面にはボタンが4つあり、上がBluetooth接続ボタン、左右のボタンが音量調節、下が電源ボタンになっています。


底面の中央には三脚用のソケットがありました。


◆初期設定
Nebula Capsule Proを充電するには、電源アダプターを接続したMicro-USBケーブルを本体のMicro-USB端子に挿すだけ。


充電中は天面のNEBULAの文字が赤く点灯し、充電が完了すると緑色に変化します。電池が空の状態からフル充電するまでは約2.5時間とのことで、下位モデルのNebula Capsuleと同等となっています。


次に映像が投影できるスクリーンか白い壁に向けて、Nebula Capsule Proを置き……


電源ボタンを2秒ほど長押しします。


すると、本体が起動し、Nebula Capsule Proの設定画面が表示されました。しかし、投影された画面はボケボケで何が書いてあるか読めません。


そこで、投影レンズの左側面にあるフォーカス調整ノブを操作して、はっきりと映るように調整します。


クッキリと読みやすい状態となりました。なお、Nebula Capsule Proの解像度は854×450、輝度は150ANSIルーメンとなっています。


最初に表示された言語設定画面ではリモコンを使って「日本語」を選択。


Wi-Fi設定画面が表示されるので、接続するWi-Fiネットワークを選択します。


すると、パスワード入力画面が表示されるので、パスワードを入力してWi-Fiの設定が完了です。


◆Nebula Capsule Pro操作用アプリのインストール
次に「Capsule Control」アプリのインストールを促す画面が表示されます。このアプリをインストールすると、スマートフォンやタブレットからNebula Capsule Proを操作できるようになるので、インストールしてみます。


Capsule ControlアプリはiOS版Android版がありますが、今回はiOS版をインストールします。iOS端末で以下のURLにアクセス。

「Capsule Control」をApp Storeで
https://itunes.apple.com/jp/app/capsule-control/id1319092174


「入手」をタップ。


アプリのインストールが完了したら、「開く」をタップします。


「Nebulaへようこそ」の画面が表示されるので、「同意します」をタップ。


Capsuleの画面が表示されたら、「Capsuleに接続します」をタップします。


すると、同じネットワーク内に存在するNebula Capsule Proを検出してくれるので、検出した機器をタップして接続完了。


Capsule画面上で「マウス」をタップして、上部の灰色の部分を指でスクロールすると……


Nebula Capsule Proが投影している画面上にマウスポインタが表示されました。マウスポインタはスクロールして移動させるほか、タップしてクリックする動作を行うことが可能。ここでは、「次へ」を選択します。


画面上に「Nebulaへようこそ」の画面が表示されるので、「同意します」を選択。


すると、Nebula Capsule Proのホーム画面が表示されました。ホーム画面上には上段に「HDMI」「ファイルマネージャー」「アプリマネージャー」「ネットワーク」「設定」、下段に「BUSINESS ON DEMAND」「YouTube」「Netflix」「App Store」の9つのボタンが表示されました。また、右上には本体のBluetoothやWi-Fiの接続状況やバッテリー残量、時刻などが表示されています。デフォルトでは時刻がGMT表記になっているので……


「設定」を選択。


「一般」を選択します。


「日付と時間」を選択。


「日付と時間」の設定画面で「タイムゾーンを選ぶ」を選択します。


「Tokyo, Osaka」を選択。


そして、ホーム画面に戻ると、時刻が日本時間にセットされました。


Nebula Capsule Proでは、この他にも色温度などプロジェクターの画面表示に関する設定などを行うことが可能です。操作や設定方法は、以下の記事を見れば一発で理解できます。

350ml缶サイズ&ネット接続でYouTubeムービーが再生可能なAnkerのモバイルプロジェクター「Nebula Capsule」レビュー - GIGAZINE


◆実際に映像を再生してみる
実際にNebula Capsule ProでYouTubeのムービーを再生してみます。ホーム画面で「YouTube」を選択。


すると、YouTubeアプリのインストール画面が表示されるので、「インストールする」を選択します。


「Aptoide TVに端末内の写真、メディア、ファイルへのアクセスを許可しますか?」の確認画面が表示されるので、「許可」を選択。


「インストール」を選択します。


「開く」を選択すると……


YouTubeアプリが起動します。


ムービーを検索するなど、文字入力をしたいときは……


Capsule Controlアプリの「キーボード」アイコンをタップすることで、スマートフォン上で入力することが可能です。


再生したいムービーを選択すると……


投影面いっぱいにムービーが再生されました。Nebula Capsule ProではWi-Fi接続しながらムービーを再生する場合、連続再生可能時間は約3時間となっています。


これ以外にもNebula Capsule ProとPCなどの端末をHDMIケーブルで接続して映像を投影することも可能です。この画像のように、ネットワーク接続ではなくHDMIやOTGケーブルを使った場合の連続再生可能時間は約4時間とのこと。


なお、ホーム画面に表示されている「BUSINESS ON DEMAND」「YouTube」「Netflix」アプリ以外にも「Amazonプライム・ビデオ」などのアプリをインストールすることも可能。旅先でのムービー視聴用のモバイルプロジェクターとして活用することができます。

◆Nebula Capsuleと比較
次に、3000円ほど安い下位モデルの「Nebula Capsule」と比較してみます。左がNebula Capsule Pro、右がNebula Capsuleですが、ロゴなどは全て同じで外観に違いはありませんでした。実際に違いがあるのは、輝度とメモリサイズ、ストレージサイズの3つのみ。Nebula Capsuleでは輝度が100ANSIルーメン、メモリが1GB、ストレージが8GBですが、Nebula Capsule Proでは輝度が150ANSIルーメン、メモリが2GB、ストレージが16GBとなっています。


ということで、実際に両方で同じムービーを再生して映像を比較してみました。左がNebula Capsule Pro、右がNebula Capsuleで同じYouTubeのムービーを再生したものです。両方の映像を比較してみても、輝度の差をハッキリと確認することはできませんでした。他の編集部員にも見てもらいましたが「左の方が明るいような気がするけど、プラシーボ効果かも知れない」と明確な違いはわからないとのこと。また、操作のレスポンス面では、左のProの方がごくわずかに動作が速いようにも思えるのですが、ネットワークの遅延で遅くなっているだけの可能性もあり、「明らかにNebura Capsule Proの方が速い」とまでは感じませんでした。


Nebula Capsule Proは税込4万2800円ですが、2018年8月6日(月)のみ50台限定で税込4万800円となっています。また、購入者限定で「テレビ東京ビジネスオンデマンド」の入会キャンペーンも実施中。2018年9月30日までにキャンペーンコードを発行すれば、2カ月間限定で同アプリを使って、「ワールドビジネスサテライト」や「ガイアの夜明け」などの番組を無料で視聴できるとのことです。

Amazon.co.jp: Anker Nebula Capsule Pro(Android搭載モバイルプロジェクター)【150 ANSIルーメン / DLP搭載 / 360度スピーカー】: パソコン・周辺機器

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in レビュー,   ソフトウェア,   ハードウェア, Posted by darkhorse_log

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