2018年09月14日 10時55分動画

iPhone 5sやiPhone 6など旧端末で最新のiOS12を動かすとどうなるのか？iOS11と比較

新型iPhoneの発表が終わり、次期OSとなる「iOS 12」のGolden Master(GM)版がリリースされました。古い端末を使うiOSユーザーにとってiOSアップデートによって、「操作性が悪化していないか？」「旧端末はまだ現役として使えるのか？」というのが気になるところですが、YouTubeチャンネルiAppleBytesが「iPhone 5s」「iPhone 6」「iPhone 6s」「iPhone 7」という旧世代のiPhoneにiOS 12をインストールして、iOS 11との操作性の違いを比較テストしています。

Speed Test : iPhone 5S - iOS 12 GM vs iOS 11.4.1 (Build 16A366) - YouTube

左がiOS 11.4.1のiPhone 5sで、右がiOS 12 GM版のiPhone 5s。同時に起動して比較テストを始めます。

起動完了までの時間は、iOS 12の方が早いことがわかります。

「メッセージ」アプリを起動。

テキスト入力は互角。iOS 12が遅いということはありません。

画像の拡大・縮小でも操作性に違いはなし。

「共有」操作を行うと、iOS 12の方が早く画面が切り替わります。iOS 12は「次のアクション」へのレスポンスが速くなっているのがわかります。

ただし、「株価」アプリでは株価が表示されるまでの時間はiOS 11の方が早め。

「マップ」アプリでも、速度の違いはなし。

「App Store」アプリの起動もiOS 11の方が若干、早いものの……

操作性に違いは感じられません。

ウェブページの読み込み速度は、明らかにiOS 12が速いようです。

「通知」の表示など、一般的な操作性で新OSが劣る点はまったくないようです。

Siriの起動速度もiOS 12の勝ち。

そして、「YouTube」「Facebook」「Twitter」などの人気アプリでもiOS 12は待機時間が減っているのが確認できます。

3Dゲームのプレイは違いなし。

バックグラウンドで待機中のアプリを削除する操作性もまったく同じ。

「Geekbench」でのスコアはほぼ同じ。

「Antutu」ではiOS 12でスコアがアップしていました。

ムービーで確認できる通り、新OSの「iOS 12」は、iOS 11に比べて各種操作の速度で劣ることはなく、アプリ起動時間の短縮など、スピードの改善がみられます。新OSの更新で「重く」なってしまうのでアップデートをためらってしまう……という心配はなさそう。「OSアップデートによる意図的な性能低下問題」などの教訓を活かして、新OSでの操作の快適性が担保されたようで、古いiOS端末を使うユーザーは安心してOSアップデートを行ってよさそうです。

iOS 12 GM版は、以下のApple Beta Software Programページから利用可能です。

Apple Beta Software Program
https://beta.apple.com/sp/ja/betaprogram/