2018年「エアギター」世界大会でチャンピオンに輝いたSeven Seasこと名倉七海の決勝大会パフォーマンス

フィンランドの都市・オウルで毎年開催されるエアギターの世界大会「Air Guitar World Championships」の2018年大会では、日本から出場した「Seven Seas」こと名倉七海さんが満点をたたき出して優勝しました。その「演奏」の模様がYouTubeで公開されています。

Nanami "Seven Seas" Nagura (JPN) 2018 Air Guitar World Championships - YouTube

Air Guitar World Championshipsは、ギターを持たずに「弾いているフリ」をしていかにクールにパフォーマンスをキメるかを競う大会。1996年から開催されており、2004年と2005年には金剛寺武志さんがサラリーマン姿でのパフォーマンスで優勝を獲得。その翌年の2006年にはお笑いコンビ「ダイノジ」の大地洋輔(当時は「おおち」)が優勝したことで日本でも知名度が一気に向上しました。その後、2014年には名倉七海さんが初優勝を果たし、2018年大会の決勝には名倉七海さんとシャリテンKdの2人の日本人が出場。

Air Guitar World Championships | Air Guitar World Championships
http://www.airguitarworldchampionships.com/

決勝は2ラウンドで開催されます。第1ラウンドで名倉七海さんが衣装に選んだのは、なんとこんなお掃除係の女性の姿。

ステージに上がると、いきなり床拭き掃除を始めました。しかしこれはこの後の盛り上がりのための前フリ。出場者は単なるエアギターの腕前だけでなく、短い時間で観衆を引きつける高いパフォーマンス性が問われます。

ふとステージの端で何かを見つけた七海さん。

「ギターだわ！」

おもむろにストラップを回してギターを構えて……

「ミュージックスタート」

アコースティックな美しいメロディーで始まった、と思ったその瞬間に「Yeaaaaaaaaahhhhhhhh!」とメタルなシャウトが轟き、ヘヴィなギターのリフが繰り出されます。イントロで使われている楽曲はスラッシュメタルの雄、Metallica(メタリカ)の初期の名曲Fight Fire With Fire。

かと思えば一瞬にしてドレス姿に変身。今回のテーマは「シンデレラ」ということでそれに合わせた衣装が選ばれている模様。

シンデレラ登場と同時に楽曲はMetallicaのMetal Militiaに変わっています。

秘技「ナナバウアー」を繰り出し……

華麗なピッキング(？)を見せ……

最後はギターをクラッシュしてフィニッシュ。

6点満点の評価でこの高得点。最高点と最低点を省いた3人の合計得点で点数が決まるルールなので、6.0＋5.9＋5.9＝17.8点という限りなく満点に近いスコアで決勝に進出した七海さん。なお、第1ラウンドは各出場者が用意した楽曲で競われます。

決勝では、大会側が用意した楽曲を直前に与えられ、それに応じたパフォーマンスを披露。決勝用の衣装を身にまとった七海さんが登場し……

聴衆とのコール＆レスポンスを決めるあたりはさすがのチャンピオン経験者といったところ。

決勝ラウンドの楽曲は、ロックバンド「Hellacopters」のHopeless Case Of A Kid In Denial。

ステージを前後左右に使って激しいパフォーマンス

決勝は雨が降っていたようです。

またもやナナバウアーを披露

パフォーマンスが終わり、運命の採点の瞬間……

掲げられたのはなんと1人を除いて全て6.0。

なんと18点満点で司会者もこの表情。こうして、晴れて2018年のエアギターワールドチャンピオンに輝いたのでした。

なお、名倉七海さんは太田プロダクション所属のタレントで、5人組エアギターアイドルユニット「テレパシー」のメンバーだったという経歴の持ち主。2014年にも同大会でチャンピオンに輝いたのは前述の通りで、今後は大会で優勝したことをきっかけにドラマや映画、バラエティに進出したいと抱負を語っています。

名倉七海 | 太田プロダクション
https://www.ohtapro.co.jp/talent/nagurananami.html