2018年07月17日 12時05分ピックアップ

任天堂が公式に開催したNintendo Laboの作品コンテストの優秀賞受賞作がどれも秀逸

段ボールを組み立ててNintendo Switchで使えるコントローラー「Toy-Con」を自作したり、自分で新しいゲームをプログラムしたりできる「Toy-Conガレージ」など、任天堂による新しい遊びの発明が「Nintendo Labo」です。アメリカでは、Nintendo Laboのクリエイターコンテストが任天堂公式で開催されていて、見事コンテストを勝ち抜いた素晴らしい作品が任天堂のアメリカ版公式サイトで発表されています。

Share - Nintendo Labo™ for Nintendo Switch™ Official Site – create, post, upload
https://labo.nintendo.com/share/#!/winners/

「Best Decorated Toy-Con」賞はToy-Conに最もすばらしい飾り付けを行った人に贈られました。例えば、受賞作である以下のムービーのピアノToy-Conは、「ゼルダの伝説」をモチーフにしたデザインに飾り付けられています。

Labo Contest - YouTube

譜面台には「ゼルダの伝説」のロゴが描かれています。

鍵盤の白鍵部分は木目調のシートが貼られています。

また、天板の台座にはマスターソードが刺さっていて……

マスターソードを抜くとトライフォースの前で剣を振り上げるリンクのシルエットがNintendo Switchの画面に表示されました。

「Best Toy-Con Mod Using Toy-Con Garage」賞は、Nintendo Laboのバラエティキットに収録されているToy-Conと、自分で自由に動きをプログラムできるToy-Conガレージで新しい遊び方を発見している人に贈られた賞です。例えば以下のムービーは、ピアノToy-Conを使ってアナログ表示の時計を発明した作品。本来ピアノToy-Conに刺すことで音色を変更できるネジを利用して、アラームをセットすることも可能となっているとのこと。

Nintendo Labo Analog Clock with Alarm - YouTube

Toy-Conガレージの設定画面はこんな感じ。動作をつなぐ直線が複雑に絡み合っている様子がわかります。

「Best Original Invention Using Toy-Con Garage」賞は、Nintendo Laboのバラエティキットに収録されているToy-Conではなく、自分で1から段ボールを切り貼りしてオリジナルToy-Conを自作し、Toy-Conガレージを使って優れた遊びを発明した人に贈られる賞です。例えば、以下のムービーはお茶を注ぐゲームを、段ボール型のポットごと自作したというもの。

Tea Time - YouTube

Joy-Conを埋め込んだポットのフタを開けると、ポットにお茶がたまっていきます。

フタを締めて傾けると、お茶がカップに注がれます。

ポットは全部で四種類あり、並んだお客さんに次から次にお茶を注いでいくというゲームとなっている模様。

また、同じく「Best Original Invention Using Toy-Con Garage」賞を贈られた以下のムービーの作品は、なんとToy-Conガレージでアコーディオンを再現してしまったというもの。

Solar-powered Cardboard Accordion with Nintendo LABO - YouTube

右手で音程を選択し……

左手でコードを3種類からタッチして選択、アコーディオンを動かすと音が鳴ります。

段ボールに刺さっているJoy-Con(右)でどの穴を指で押さえているかを検知する構造となっています。

Switchの画面を装着する部分の裏にはJoy-Con(左)が装着。傾きや動きを検知する仕組みです。

このアコーディオンのToy-Conガレージはこんな感じ。3和音を再現するためにかなり複雑な構造となっていますが、決してぐちゃぐちゃになっておらず、すっきりと整理されています。

なお、コンテストで優秀賞を受賞した人には、「Nintendo LaboカラーのNintendo Switch」「Nintendo Laboのクリエイタージャケット」が贈られ、作品にNintendo Laboの開発者からサインしてもらえるとのこと。

また、2018年7月19日から、Nintendo Laboの新しいコンテストが開始されるそうです。

My Nintendo - Nintendo Labo Creators Contest – Nintendo Labo Official Site
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