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ディズニーが削除した政治・経済・スポーツ等の情報サイト「FiveThirtyEight」の約4万件の過去記事を探せる「fivethirtyeightindex」


世論調査の分析・政治・経済・スポーツブログを中心としたウェブサイトのFiveThirtyEight(ファイブサーティエイト)は、2018年にウォルト・ディズニー・カンパニーの子会社であるABC Newsに運営が移りましたが、2025年にはディズニーの大規模人員削減の一環としてFiveThirtyEightのスタッフを解雇することが報道されました。その影響もあり、FiveThirtyEightの過去記事は多くが削除されており、古い記事にアクセスを試みてもABC Newsへとリダイレクトされてしまいます。「fivethirtyeightindex」では、ディズニーに削除されたFiveThirtyEightの3万8593件の記事や画像などをインターネットアーカイブから検索出来ます。

fivethirtyeightindex
https://fivethirtyeightindex.com/

Disney erased FiveThirtyEight - by Nate Silver
https://www.natesilver.net/p/disney-erased-fivethirtyeight

FiveThirtyEightは2008年にアナリストのネイト・シルバー氏が制作したブログ付きの投票集計サイトとして設立され、選挙の世論調査データなどが公開されました。2013年にはディズニーが出資するスポーツチャンネルのESPNに買収され、シルバー氏が編集長を務めつつジャーナリストや編集者などのチームが編成されました。2018年4月にはディズニーからABC Newsに移管されることが発表されました。

創設者のシルバー氏が2023年に退職した後、2025年にABC Newsがディズニーの大規模な人員削減の一環としてFiveThirtyEightのスタッフを解雇することが報じられました。当時のシルバー氏はブログで「ほぼ毎年、選挙のない奇数年に、常に重圧がのしかかっているような状況でビジネスを続けるのは大変です。しかし、根本的な問題は、ディズニーが FiveThirtyEight をビジネスとして運営することに特に関心を持っていなかったことです。彼らはサイトを長期間維持し、私たちの編集プロセスにほとんど干渉しなかったという点で寛大でしたが、ビジネスを成長させ維持するのに役立つ戦略担当者などに力を入れることがなく、スタッフの別メディアへの引き抜きも頻繁に起きていました」と語っていました。

そんなFiveThirtyEightについて、シルバー氏は「アーカイブの質は徐々に低下していましたが、少なくともテキストベースの記事はほとんど残っているだろうと思っていました」と述べていた一方で、2026年5月にシルバー氏が以前FiveThirtyEightに書いた記事を探したところ、記事は削除されておりリンクにアクセスしてもABC Newsのホームページにリダイレクトされたそうです。シルバー氏はそれについて特に発信をしませんでしたが、元同僚であるナサニエル・ラキッチ氏も同様に「ABC NewsがFiveThirtyEightのすべての記事を完全にオフラインにしました。何千ページもの知識の不要な抹消です」とXに投稿しています。なお、ABC Newsはこの過去記事削除について公式にコメントを発表していません。


FiveThirtyEightがESPNに買収されてABC Newsに移管してシルバー氏が退職するまでの約10年間の記事は、すべて削除されました。シルバー氏によると、FiveThirtyEightは週に約20本の記事を公開しており、各記事の製作には調査や編集を含めて約20時間かかっていたため、ABC Newsが削除した記事はおよそ20万時間分の労働時間にも及ぶとのことです。シルバー氏はブログで「私たちはもっと早くディズニーを離れたかったし、おそらくそうすべきだった」と述べており、FiveThirtyEightがいかに価値のあるコンテンツを発信していたか、どのような苦心があったかを解説しています。


膨大なネットコンテンツの収集・保存を行うインターネットアーカイブには当時の記事が保存されており、2026年6月時点で閲覧可能となっています。通常は閲覧したいサイトのURLをインターネットアーカイブで検索することでアーカイブを確認できますが、FiveThirtyEightのアーカイブ情報を整理したデータベース「fivethirtyeightindex」では、FiveThirtyEightのアーカイブをより検索しやすくなっています。

fivethirtyeightindexにアクセスすると以下のような感じで、最上部の検索ボックスからワード検索をすることができます。


fivethirtyeightindexで記事リンクをクリックすると、インターネットアーカイブのWayback Machineが開いて、保存されたページを読むことができました。


また、fivethirtyeightindexのトップからは年別・執筆者別に記事を探したり、ポッドキャストを一覧で確認したり、データセットにアクセスしたりできます。


さらに、記事に使われた画像1万3276点、イラスト3138点もまとめて確認できます。


ただし、アーカイブとして保存されているのは主にテキストと画像のみで、FiveThirtyEightの優れた視覚化データやインタラクティブ機能などは失われてしまっているという指摘もあります。シルバー氏は退職後、より小規模なチームではありますが、引き続きFiveThirtyEightで掲載していたような選挙予測などを発信していくと語っています。

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in ネットサービス, Posted by log1e_dh

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