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Facebookを追い出されたネオナチや人種差別主義者などはネット上で新たな活動の場を見いだしている

By Jas・n

特定の思想や人種を優遇視し、他者をおとしめるヘイトスピーチなどで差別主義を唱えるネオナチや白人至上主義者などの勢力が、その活動拠点をGoogle+へと移していることが明らかになってきています。

White nationalists, Nazis find new space for racism | TheHill
http://thehill.com/business-a-lobbying/391963-white-nationalists-nazis-find-new-space-for-racism

Nazis turn to Google Plus after Facebook and Twitter crackdown | The Independent
https://www.independent.co.uk/life-style/gadgets-and-tech/news/nazi-google-plus-facebook-twitter-white-supremacist-extremist-groups-a8401156.html

差別主義勢力はかつて、FacebookやTwitterなどで自らの主張を行っていましたが、その行動に対する批判の声が高まったことでそれらのプラットフォームから追い出される状況となっています。インターネットで世界がつながる今、差別主義者にとってもネットは優れた宣伝ツールとなっているわけですが、世界最大級のSNSでの居場所を失うことは大きな痛手となっているとのこと。

そんな差別主義勢力が引き続き活動を続けているのが、Googleが提供するSNSであるGoogle+であると見られています。政治専門紙であるThe Hillが報じたところによると、2017年夏にアメリカ・バージニア州のシャーロッツビルで開催されて死者も出た極右集会「ユナイト・ザ・ライト・ラリー」の後に差別主義勢力はFacebookやTwitterから締め出されたものの、Google+で引き続き同様の活動を続けているとのこと。

By Robert Thivierge

Facebookの「グループ」に相当するGoogle+の「コミュニティ」において、差別主義者たちが過激な主張を唱え続けていることをThe Hillは報じています。差別主義者たちの主張はもちろんGoogle+の規約に合致するものではないとのことですが、主要SNSから排除された後もGoogle+上では人種差別的な主張や、反アラブ圏的な主張が引き続き多く残され、また新たに書き込まれている状況であるといいます。

この件について取材を受けたGoogleの広報担当者はイギリスのオンラインメディアのThe Independentに対し、「Google+は、暴力的なコンテンツや既知のテロ組織のコンテンツに対する明確なポリシーを掲げており、違反を見つけたら迅速な行動をとります」「Googleには、暴力的なコンテンツやヘイトスピーチをGoogle+を含むプラットフォームから排除させることを担当するチームがあります。今以上になすべきことがあることは認識しており、正しい状態にすることにコミットしています」とコメントしています。

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in メモ,   ネットサービス, Posted by darkhorse_log

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